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砂漠人5

トルクメンサハラの暮らし

   
カテゴリー「日常」の記事一覧

一輪車とシャベル

今日はハリルと一緒に商店街に行き、一輪車とシャベルを買ってきた。家の塀を造るにあたり、土を移動させたり、本格的に仕事をする必要が出てきたからだ。


この一輪車は、今まで買ってきたものより鉄が分厚く、倍の値段がした。酸化防止のための塗料も塗ってあるようなので、長持ちすることを期待したい。バイクの後部座席にわたしが座り、両手にハンドルを持って、一輪車を後ろ向きに転がしながらとぼとぼ戻ってきた。


シャベルも分厚い金属と、まっすぐな竿を買ってきた。意味が分からない人のために、今まで使っていたシャベルをお見せしましょう。


持ち手のところに枝が出ていて手を切るし、曲がっているのでうまく力が入らない。しかも、シャベルがすぽっと抜けやすい。新しいシャベルにはかわいいマークもついていて、お気に入りの一本になりそうだ。



とりあえずは、先日できた排水溝の上にコンクリートを渡した部分に土を盛って、平らにする仕事をやるつもり。排水溝と土地のあいだの隙間も土や石で埋めようと思う。
暑さが和らいだと思ったらすぐに寒くなり、お向かいのアーフンの家はもうストーブを出したと言っていた。それでも晴れている日は、日中外で作業するならばシャツ一枚で十分だ。

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インスタグラム

インスタグラムは SNS の一種かと思っていたら、ウィキペディアによれば「写真共有アプリケーションソフトウェア」だそうだ。たしかに、最初は Flickr と同じものだと感じたけれど、フォローとコメントの機能がフェイスブックと似たような感覚をもたらした。まあとにかく、写真をアップして見せたり見たりする場所のようです。わたしはスマホもケータイも持っていないので、カメラで撮影してパソコンに取り込んで、特別なアプリでインスタグラムにアップロードしている。

gomishanir(砂漠人クミコのインスタ)

このブログのリンクの一番上にリンクしておきましたので、よかったらご覧ください。ほとんどはブログに載せていない写真です。
しかしこうなってくると、いいカメラのついたスマホかタブレットを買えば、作業が楽になるのだろう。ブログやらネットやらをいっそのことやめてしまえば? と考えることもあるけれど、こういう進化によって気分が変わり、結局ずっとやっていくのかな。

悩みのるつぼ

朝日新聞に「悩みのるつぼ」という人生相談が連載されていて、それはウェブ版の朝日新聞デジタルでも読むことができる。トップページにリンクされることしばしばなので、わたしは見つけたら必ず目を通していた。
相談は新聞の読者から寄せられ、回答者は岡田斗司夫(評論家)、上野千鶴子(社会学者)、美輪明宏(歌手・俳優)、金子勝(経済学者)の四人が担当している。中でも、岡田斗司夫の回答が意表を突くようなおもしろさで、いつも感心しながら読んでいた。しかし「悩みのるつぼ」は、有料会員限定記事なので、無料会員であるわたしは一日に一本しか読むことが許されず、過去の記事をまとめて読みたくても叶わずやきもきすることになる。そんな折、岡田斗司夫の回答が一冊の本にまとめられ、しかも回答に至るまでの思考について解説されているということを知った。もちろん、即ポチった。日本で買ったKindleを使っているので、すぐにダウンロードして読み始めることができた。
著者によれば、この本は人生相談本ではなく「問題に対する考え方」を教える本だそうだ。そして11種類の「思考ツール」を披露し、それを使いながら考える方法を提案していた。思考ツールの一つ目は「分析」。何が問題点なのか、問題の本質を読むことだという。二つ目は「仕分け」。問題を解決できるものとできないものに分けていく。これだけでも、大抵のこんがらがった悩みははっきりとして、解決に近づく。残る9つのツールについても、その内容と使い方を悩み相談の実例(相談内容とその回答)をあげて説明している。
著者のように人の悩みに答える機会はあまりなさそうだが、自分の悩みにこれらの考え方を用いてみれば、だいぶ役に立ちそうだと思った。わたし自身は悩みというほどのものは抱えていないものの、つねに頭の中でもやもやしている、解決しない、こんがらがったものはあるので、これらの思考法をあてはめて考えたら、すぐにすっきりした。悩みに至る前に、整理してしまえば悩まずに済むというものだ。しかも、悩み相談の中には、自分が困っていることとぴったり同じ内容のものもあったので、それも解決した。朝日新聞に掲載された相談と回答は、本の後半にまとめて記されている。
ちなみにほかの回答者、車谷 長吉(前回答者)、上野千鶴子、美輪明宏の回答についても本は出版されている。読んじゃうかも。

夏の終わり

秋分の日にサマータイムが終わり、時計を一時間遅めた。翌日にはちょっとした嵐が来て、雨が降った。今年は、5月から9月のあいだに二回しか雨が降らなかったが、三度目の雨で、気温がぐっと下がったようだ。そして例によって、地面や木々の表面を覆った砂埃が洗われた。

ウーンラシュ

スープを作ろうと思ったらじゃがいもを切らしていたので、ウーンラシュに変更。羊で取ったスープで手打ちの麺を煮込むトルクメン料理だ。



スープを煮込んで、最後に羊の脂で揚げたニンニクを入れた

ウーンラシュを作ると、ハリルはいつも機嫌がいい。今日は「この天気にぴったりの食事だ。なんて賢い妻なんだ!」と。要は、これはハリルの好物なのだ。しばらくトルクメン料理を作っていなかったので、うれしかったはずで。

ブラマ

先週は牛No.5が出産した。子牛は、オスだった。牛の初乳をアウズというが、二日目以降でアウズほど固まらないけれど、普通の牛乳に戻っていないトロトロした状態のものをブラマという(トロトロするのは沸かしたあと)。搾乳をしているナーセル夫婦が届けてくれた。ジャムと一緒にパンにつけて食べる。



エビ

エビの季節がやってきた。季節といっても、エビは養殖なので、太って食べ頃になったということだ。

初日は刺身で食べました

一度に2~3キロ買ってきて、100尾くらいを一気に処理する。頭を取って、殻をむいて、背ワタを取る。もちろん、脇にわさびを溶いた醤油皿を置いておき、ちょっとつけては「パク」。これがたまらない。このときばかりは、日本酒が必要だ(ハラム)。
頭でスープを取ってチェクディルマも作ったけれど、やはり刺身が一番おいしい。加熱する場合は、最後にほんのちょっとにしないと、せっかくの風味が減ってしまう気がする。地元の人は、ほとんどケバブ(グリル)にして食べているようだ。
エビの養殖は数年前に始まったばかりなので、クミシュテペの人にとってエビは未知の食べものだと思う。今のところ頭は捨てられているので、殻と一緒にハリルが市場からもらってくるようになった。鶏肉の骨や皮とは違い、エビの殻はタダなのでうれしい。


エビは、頭からものすごく美味なスープが取れる。犬や猫は、エビの頭をやるとそのままガリガリ食べるけれど、殻も残さず食べてもらうためにひと手間かけることにした。エビの頭と殻を煮て柔らかくし、それをフードプロセッサーで粉状にし、スープに戻し、パンととも混ぜるのだ。これだけのエビをすべて粉にするのは本当に手間だが、そうすると鶏にもやることができるので、今のところやっている。エビも1~2ヶ月のあいだに終わってしまうので、少しの辛抱か。

エビ待ち

エビ待ち

鶏に占領される餌場

猫より鶏が強い

それはバグティの餌入れです


鶏の餌場は牛小屋なのだが、犬猫の餌を横取りしにくる鶏が増えている。犬は鶏より強いが、猫は引いている。コッコは猫を突いていじめているが、今日はチーちゃんにパンチをくらっているところを目撃した。

虫の話(スムスム)

気温が上がる5月くらいから、家の中にはいろいろな虫が発生する。まずはノミ、ハエが出てくる。布団にダニも感じるようになる。でもダニは、布団を日干しにして、掃除機で吸い取れば解決だ。ハエは、プラスチックのハエ叩きでこまめに叩く。そして部屋の隅に薬をまいて、猫を家に入れないようにしてノミがいなくなる頃、今度は蚊が出てくる。しかし蚊は、ハエと同様、虫の中でも一番どうでもいい種類だ。叩けばすぐに殺すことができるし、飛ぶ速度も遅いので捕まえやすい。
最悪なのが、スムスムという虫だ。蚊のように皮膚を刺すのだが、刺されるときにチクッと痛みを感じる。刺されたあとは、もちろん痒くなる。ただし一番ストレスを感じるのは、その虫が捕まえにくいということだ。スムスムは、物の表面を這うように飛んでいる。蚊のように狙いを定めて叩こうと思っても、逃げ足が速くて大抵捕まらないのだった。
ハリルによると、砂漠で寝ている羊飼いたちも、今年の夏はスムスムが多くて安眠できなかったそうだ。網戸もすり抜けて部屋に入ってくるとか。見かけは蚊よりもか細い感じで、黄土色というか、砂漠の砂のような色をしている。羽にまるみがあるので、上から見るとハートのような形をしている。潰すと、ほとんど質量がないような感じなのに、刺すときのあの鋭い口はどういうことなんだろうか。9月後半に入っても、スムスムはまだ飛んでいる。「蚊がいなくなるスプレー」というのがあるそうなので、来年の夏は日本から持ってこようと思う。
ヒトを刺すのはノミ、ダニ、蚊、スムスムだが、どれもシャワーのあとに患部に塩をふり、水をかけてジョリジョリとこすることで簡単に解決できるようになった。虫刺されのどの薬よりも、塩が一番治りが早いし、痒みを押さえる効果も抜群だ。干し草アレルギーや、ときどき出る発疹も、塩水で十分治すことができる。

オリーブ

庭にはオリーブの木が15~16本ある。すべて4年くらい前に植えたものだ。




そのうちの1本から、初めて実を収穫することができた。といっても、たったの13粒だったが。



小さいサーリジャ(大きいのもいる)

きみどり色の実が膨らんできて、毎日たのしみに見ていたら、少しずつ紫がかってきて、熟してきているのが分かった。今朝、ふと気になって調べてみたら、塩漬けにする場合は緑色のときに収穫すると書いてあるではないか! 急いですべての実を採って、塩漬けにすることにした。
しかしそんな日に限って、朝からガスが止まっている。塩水を作るのに、水道水を沸かしたかったのだが、おそらく夕方までガスは来ないだろう。今年の夏、初めて「断ガス」の日を経験した。噂によるとガス管を掃除したのだとか。あれからあまり時間が経っていないので、また掃除ということもないだろう。仕方がないので、小鍋にアロマ用のティーライトをあてて試してみたが、できるはずもない。結局は沸かして冷ましてあった冷蔵庫の水に塩を入れて、オリーブを浸した。


これを冷蔵庫に保管して、たまに水を取り替えればいいようだ。できあがるのは来年になりそうだ。ときどき味見をするにも13個しかないので、じっくり待つのがいいだろう。

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プロフィール

イランのトルクメンサハラに移住した日本人クミコです。中央アジアの少数民族トルクメンの夫と、その家族や動物との日常を綴ります。
2006年にスウェーデンで始めたこのブログは、4回引越をして今に至りました。過去のサイトはリンクより閲覧できます。

連絡先:sabakujin at gmail dot com

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