忍者ブログ

砂漠人5

トルクメンサハラの暮らし

   
カテゴリー「日常」の記事一覧

ラマダンの始まり

今週の市場では、ハリルが大量のそら豆を買ってきた。10kgくらいあったんじゃないだろうか。さやから出して茹でたら豆は4kgくらいになったと思う。



半量の処理が終わったところ

あらゆるサイトに、そら豆を茹でる場合は「切りこみを入れてから茹でるとよい」と書いてあるけれど、これだけあるとそんなことはやっていられない。




グリーンピースも少し買っていた。薄皮を剥かなくていいので、わたしはグリーンピースの方が好きだ。

生で食べるサブジ、ディル、桑の実(庭の)

あんず

あんずが出てきたので思わず買ってみたけれど、あまりおいしくなかった。熟して柔らかくなるまで待ってみて、それでもだめならジャムにしよう。
今日の夜から断食月が始まった。日の出から日没のあいだは、飲み食い禁止です。パン屋も夜11時にならないと開かない。

PR

またもや帰れず

先日、イランのパスポートの更新に行ってきた。じつはゴールデンウィーク明けから月末まで、日本に帰るつもりでいろいろ手配していた。そしてついに、テヘラン行きの長距離バスに乗り込んだのだが… 結論としては、隣町からタクシーで帰ってきた。クミシュテペでバスの出発を待っているあいだ、イランのパスポートを見たら、なんと有効期限が切れていたのだ。わたしはイランの出入国はイラン人としてすることになっているので、これがないと出国できない。
でも実際、バスの中で失効の事実を確認したときはそう考えていなかった。日本のパスポートがあるんだから、日本に行く権利はある… などと自己中心的な考えを根拠に、強行突破できるんじゃないかと思っていた。なによりも、一度キャンセルしている日本行きなので、今回は行かなければならないという思いが強すぎたのだ。それでも隣町までに行くあいだに、空港での尋問などいろいろと考えを巡らせていて不安になってきた。ハリルに電話すると、「引き返してこい」という。「確実に準備をしてから出発した方がいい」と。それでもまだわたしは一か八かのことを考えていたけれど、今思えばとんでもないことだった。入国したパスポートでしか出国できないに決まっているじゃないか。
タクシーの運転手もパスポートは三日でできると言ったし、さっそくクミシュテペの事務所に申請に行ってきた。すると、二年前に六ヶ月以上イランを留守にしたことが問題となり、ゴルガンという大きな町の警察に行かなければならなくなった。そこはわたしがイランのパスポートを取得する際にものすごく嫌な思いをさせられた部署だったので気が重くなったが、数日後行ってみたら、驚くべきことに仕事はほぼ5分で済んだ。最悪だった役人(まだいた!)が、親切な対応をしてくれた。晴れて新しいパスポートの申請ができることになったので、その足でまたクミシュテペの警察に行って届け出た。これ以上問題がなければ、十日くらいで発行されるようだ。
そういうわけで、いつもどおり格安航空券を買っていたので、今回もまた無駄に捨ててしまった。でも手配したフライトに乗らなかったなどということは、人生で初めての経験だ。よく考えると、自分がイラン国籍を持つ者としての自覚が足りないことからくるミスだった。そして今後のイランでの人生についても、よくよく考えてしまった。ペルシャ語(イランの国語)もまったく理解していない状態でこの国に住むのは、今更ながら、あまりに心許ない。それに、少しくらいペルシャ語が分かったところで、どうにもならない不条理なことがあるのがイランだ。

もとの生活に戻るとそれなりに安心だが

しかしとりあえずは、三度目の正直の一時帰国に向けて、再び準備を始めたい。近いうちにこっそり帰って、ウェブショップを開きます。取返しのつかないくらいの赤字スタートだ~(笑)

スプリンクラー

庭の果樹に自動的に水をやるために、ホースを埋める作業を始めた。蛇口にホースをつけて、それを地中に埋めて、果樹の根元だけ地上に出し、そこに穴を開けておく。蛇口をひねると、果樹の根元だけにその小さな穴からチョロチョロと水が流れだし、水やりができるというしくみである。

点線の部分に、ホースが地中に埋まっている


オリーブの木は去年よりたくさん花をつけているので、果実の収穫量も増えるだろう。去年はたしか、10粒くらいだった。それからカボチャの種を植えたら、三日で発芽していてびっくりした。一昨年に日本から持ってきた種なのに、よく生えたものだ。


鶏はようやく順調に産卵数が増えている。毎日6~9個の卵を見つけることができるようになった。野鳥が食べてしまったり、産卵場所が隠れたところにあったりして見つからないこともあるけれど、あとでごっそり出てきたりする。毎日、洗面所に産み落とす鶏が一羽いる。猫用にシープスキンを敷いて快適に昼寝ができるような場所を作ったのだが、そこにいつも卵がひとつ落ちている。


左の端に注目


子猫たちの具合はちっともよくならない。いよいよ命に関わってくるので、むりやり牛乳を飲ませたりしているけれど、本当は母親が温めてミルクをやってくれると一番いいのだ。獣医のいないここでは、それしか方法がないというのも実のところ。

市場

今週の市場は、ハリル一人で行ってもらった。人の目にうんざりしていたのでわたしは行かないつもりだったが、やはり一緒に行こうと決めて、しかし何時間もハリルを待っているうちにしびれが切れて、行かないことにした。万事がこんな感じで、調子が出ない。


「心配するな。いいものがあったらすべて買ってくる」と言って出かけたのに、ハリルが買ってきたのはトマトひとかご、じゃがいも、たまねぎ、そして大量のそら豆だった。「これじゃ毎食チョレク・バティールだからね」と言ったら、二回目でこれだけ買い足してきた。パプリカはしなびているし、やわらかいカリフラワーなんかも買ってきていたが、ハリルはいったいどうしちゃったんだろう。モンゴル症候群か?


黄緑色の小さな実は、イラン人がこの季節に食べているハルチェクという果実だ。酸っぱくて、わたしの舌はその味に耐えられない。2個齧ったあとにもう食べないことに決めたのだが、ハリルはビタミンが豊富だと言っている。


それからにんにくも買ってきた。編み方が分からなくて、自己流でやったらこうなってしまった。このところ、イラン政府の検閲による規制を解除するアプリが機能しなくなってしまって、あらゆるサイトが閲覧できずに困っている。


さらに困ったことに、子猫が三匹とも調子が悪い。母親であるガウシャンやキティはあまり食べないのでおっぱいが小さいし、チーちゃんは右頬が異常に膨らんでいて、タロ子・ジロ子も食欲がない。妊娠していると思っていた猫たちはいつのまにかお腹がへこんでいるし、元気なのは犬のジャポンとバグティくらいだ。夏が始まって「よし、これからだ!」という時期なのに、いろいろと停滞している。

ガラアーラの出産

ハリルが戻ってまだ三日しか経っていないけれど、なんだか長い時間が過ぎたような気もしている。動物の世話などは、ハリルがし始めたので少し楽になった。ナーセルもさっそく干草を売りに遠くの町へ出かけたようだ(彼の現金収入となる)。けれど、日常のあれこれは、自分の計画どおり物事が進まない状況が戻ってきて、「そうだった~」と苦笑している。一人で暮らすと、何をするにしても自分でエンジンを始動しなければならず億劫になることがあるが、ハリルと暮らすと、予定が予定どおりにいかずにイライラすることがある。しかしわたしにはもう自転車があるので、ハリルを待たずにできることが増えて、うれしい。ハリルは昨日、「あの自転車に乗った女の人はあなたの奥さん?」と、こどもに聞かれたそうだ。わたしはあいかわらず、通りすがりの小学生の女の子にまで「チーニ!」と言われてムッとしている。アイス舐めながら言うなっつの。


南庭では、ガラアーラが子犬を産んだ。今回はたったの4匹だ。しかし一年に二回以上出産している気がするので、あまり喜べない。

しゅにゅーぴーちゃん

ハリルの帰宅

ハリルが帰宅する今日、市場ではしっかり買い込んで来た。しかし最近どうもサブジの質が変わったように思える。一ヶ月前は、コリアンダーを生でわしわし食べても、あまくて香りがよくておいしかったのに、今のは齧ると嫌な味がする。刻んで加熱しても、それほど香りが出ない。サブジの旬が過ぎて、今手に入るものは畑の残った部分か、肥料をやってむりやり育てたものか、そういうものじゃないだろうか。茎はひょろひょろ、葉はやわらかい。どういうことなのか、ハリルに聞いてみよう。

にんにくが出てきた

メロンとりんご。メロンは少ないように見えるが、6~7キロある

20キロ以上の買物を担いで帰った。ちょっとがんばりすぎたようで、すでに脇腹に筋肉痛が出ている。「持ち上げることができる」と「持って10分歩ける」は別のことなのだ。


二回目の買物は、最初から自転車で出かけて、洋服用のハンガーとガラス容器を買い足した。ガラス容器を売っているおじさんは、わたしにはいつ来ても1個4,000トマンで売ってくれると言ったのに、また値段を迷っていた。5個買ったので、さっさと20,000トマンを渡した。おじさんは「これをどうしているんだ? 売っているのか?」と言うので、「作ったものを冷凍庫に入れて保存しているんだよ」と言い、さらにフリーザーバッグを毎回捨てるのはよくないから、と言い足そうかと思ったが、ガラス容器を二つずつ数えて確認して「8,000トマンと…」とやっているおじさんに言っても通じないだろうと思い、やめておいた。きっと「容器を買ったら高くつくじゃないか」と言うだけだろう。第一、フリーザーバッグをガラス容器に替えたところで環境保護に貢献しているわけでもなく、自分の気分がよくなるだけだとわたし自身も考えている。よくよく考えると、トルクメンはちょっとしたお土産を入れる袋も、何十回も使いまわしたんじゃないかと思うくらいボロボロのものを使っている。一回物を入れただけで捨ててしまう日本人と比べたら、よっぽどモノを消費していない。


ところでにんにくと言うのは、こういう形をしている。日本では根元の部分だけを切って売っているけれど、イランではシーズン中は畑から引っこ抜いたままの形で、キロ単位で買うことになっている。今はまだ高くて1キロ3,000トマン(約78円)だが、安いときは1,000トマン以下になる。新にんにくはやわらかくて、切るとこういう感じだ。

かじって食べてもおいしい

サブジとそら豆を下ごしらえして、冷凍した

じつはこの記事を書いている途中で、ハリルが帰ってきた。犬たちに吠えられていたので、気がついて窓の外を見たら、それらしき男が。なんとなく見た感じが変わってしまっていた(彼のお兄さんに似ている)。数時間前は、ハリルが三ヶ月ぶりに戻ってくると思ったら思わずこみあげてくるものがあったが、実際戻ったときはとくに感激はなかった。わははは

ローマンレタスなど

ハリルが戻るとなって、少しあわただしくなってきた。
物置部屋に設置した洋服ハンガーが、三つとも見事に落ちたのを放ってあったのだが、ついになんとかしなければならない。親戚で木工職人のワハブに電話し、ネジをもらいに行った。12本必要だったので、足りない分はその場でワハブが店に買いに行ってくれた。ありがたい。


なんだ! 簡単だった。ワハブの言うとおり、長いのをねじ込んで、入らなかった分はトンカチで叩いた。それでしっかり収まったようだ。やっぱりプロは違うな。
そしてタイミングよく、お隣さんから畑の野菜をいただいた。ローマンレタスと言うのか、ここでは「ケウ」と呼ばれる季節のものだ。あまり好きな野菜ではないのに、ひさしぶりに食べたらとてもおいしかった。



桑の実も、黒くなったのがいくつか出てきた


ガウシャンは二匹の子猫にまだミルクをやっていて、そばでチーちゃんがその親子の世話をしている。チーちゃんは、ガウシャンやほかの大きな猫も舐めてやっているのだが、どうしちゃったんだろう。もうすぐ出産しそうな猫が二匹いるので、そちらも見てもらえると助かるのだが。

かりんジャムとりんごジャム

作りおきのジャムがなくなってから、自分のためにはジャムを煮なかったけれど、ハリルが戻るので急きょこしらえた。いつかは桑の実でジャムを作ってみたいと思った。

おまけ

最新記事

(07/22)
(07/19)
(07/19)
(07/18)
(07/18)

プロフィール

イランのトルクメンサハラに移住した日本人クミコです。中央アジアの少数民族トルクメンの夫と、その家族や動物との日常を綴ります。
2006年にスウェーデンで始めたこのブログは、4回引越をして今に至りました。過去のサイトはリンクより閲覧できます。

連絡先:sabakujin at gmail dot com

P R

Copyright ©  -- 砂漠人5 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]