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砂漠人5

トルクメンサハラの暮らし

   
カテゴリー「日常」の記事一覧

köýnek(コイネク)

もうすぐ夏が来るので、コイネクを一枚縫った。コイネクとは、トルクメン女性が着るワンピースドレスのことだ。わたしは自転車に乗り始めてコイネクを着る機会が減ってしまったので、今年新調するのは一枚だけにしておくつもり。


トルクメン女性はスタイルがいいので、生地が体にぴったりフィットして、ウエスト部分もくびれた形を着ているけれど、ぶかぶか気味のこの形がわたしにはちょうどいい。ポケットもつけて、実用的だ。

ペイズリー柄。生地はいつも日本で買う


決しておしゃれではないわたしだが、自分の持っているスカーフに似合う生地を選んで縫うことを覚えた。コイネクは茶色系と青色系の二種類あれば、事足りそうだ。スカーフはたくさんあるので買わないようにしていても、贈物でもらったりして増えていく。自分で着ないで人に贈ればいいと思うのだが、ありがたいことにすてきなのをもらうことが多く、やはり欲張ってしまう。

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パッチワークのペンケース

端切れでパッチワークしたのは、大きめのペンケース。姪っこたちにあげるつもりで作った。




表地はバラックを縫ったときに出た端切れをパッチワークし、キルティングもしてある。裏地以外は、手縫いで仕上げた。使い道のない端切れは確実に減ってきているけれど、利用したい場合は上手に作らないとゴミが増えるだけになる。これはかわいくできるかと思ったのに、できあがってみたら微妙だ。ちょっとババくさい感じが否めない。でもあげちゃう、おばさん。


お昼に、雄鶏の内臓を使ったチョレク・バティールを食べた。トルクメン語で çörek は「パン」、batyrmak は「漬ける(dip)」とい意味だ。パンを漬けて食べる料理のことを言う。じゃがいもやナスなどをトマトと炒めて作るシンプルな料理で、暑い時期には毎日のように食べられている。どうやったらおいしく調理できるか研究中なのだが、トマトがおいしすぎて、どう作っても大体おいしくなる。

市場

今週の市場では、雑貨も買ってきた。ガラスの保存容器と植木鉢だ。


錆びた空き缶に挿し木をしていたのだが、さすがに錆は植物に悪い影響があるような気がしたので、植え替え用に買った。去年までは、いくら探しても露店でこの形やサイズの植木鉢が売っていなかったのに、今年はどの店にも置いてあった。わたしが選んだのは、ギリシャ風の図柄が描かれたものだ。はっきり言って、どれを選んでも大差ないですが。

底に穴が空いていないのはなぜだろう

毎週市場でたくさん買う野菜や果物は、加工して冷凍保存することが多い。いつも薄いビニール袋に入れて冷凍し、袋は使い捨てにしていたので、ガラスの器に変えることで少しは気分がよくなりそうだ。


さっそく使ってみたら、ビニール袋より入れやすいし、大満足。来週また買い足そうかと考えている。


今週の青果

退屈な日々

毎日、犬猫に餌をやり、淡々と雑用をこなしている。年初め(イラン暦の)にリストアップした庭仕事は、一つを除いてすべて終えてしまい、玄関ドアの外に花を飾る余裕まで出てきた。花といっても、庭で切り落とした菜の花を古いバケツに入れただけだが。

家の中の雑用も然り。しかしがんばって設置した洋服ハンガーが、服の重みのせいか、ネジごとすぽっと落ちてしまった。たまたま通りかかったワハブ(木工職人)に見てもらったら、ネジが短すぎるので直してくれるとのことだったが、その後連絡はない。

 
見事に抜け落ちた
 
落ちた服をすかさず利用する猫たち

一人暮らしが退屈になってきたので気晴らしをしたいと強く感じるのだが、クミシュテペではできない。買物に行ったり(東京で)、友達とお茶(おしゃべり)したりしたいのだ~ 

仕方がないので、また端切れ処理を兼ねた手芸を始めた。刺繍作品の縫製仕事もぼちぼちあるけれど、もうちょっと解放感が得られることをしたくなる。結局は、いつものパッチワークとなった。できあがっているので、写真は明日撮ろうと思う。
今日は雄鶏を二羽、殺した。一羽はナーセル家、一羽はわたし用だ。雄鶏の数が多すぎるので食べることにしたのだが、どれも肉がほとんどついていない。餌が足りていないのと、交尾しすぎなのだと思う。雌鶏が卵を産まない原因も、それかもしれない。卵を売ろうと思って鶏を一年世話してみたのだが、知識不足と予算不足で結果は悪かった。ハリルがいなくなって、青果類の餌の確保がなくなったのもよくない。これからは食べるか売るかして、10羽以下に減らそうと思っている(現在34羽)。

わたしの分は、最年長の雄鶏だった。ほとんど肉がないけれど、色のきれいな赤身だ。店で買ってくるブロイラーの鶏肉は白っぽいので、これとはまったく異なっている。でも右手前の二切れはささ身ではなく、胸肉。どんなに痩せているか分かるだろう。ささ身は小さすぎて、ガラにつけたままにしておいた。

市場

今週も、市場で買物をしてきた。初夏になれば、プラムやあんず、桃など果物がいろいろ出てきて楽しいのだが、今は我慢の時期だ。りんごはいつでも売っているが、柔らかいし、ちっともおいしくない。トルクメンはよく買っているけれど、単なる習慣なのだろう。



もちろんコリアンダー


買う量については、だんだんコツが掴めてきた。ほぼ毎週、カレーとチリビーンズで乗り切ってきたが、今週はナスを使ってチョレク・バティールいうトルクメン料理を多く作ろうと思う。なんてことはない、たまねぎ、ナス、トマトなどを炒めただけの簡単なものだ。
最近、「低温調理」を始めた。水島弘史というシェフの本を一冊読んで、具材の切り方、火加減、塩加減を変えて作るようになった。そうしたら、カレーもチリビーンズもものすごくおいしくできるような気がしている。バティールもきっとうまくいくに違いない。

キティ。もうすぐ出産か

魚サンドなど

チャファックという魚を揚げて、コールスローサラダと一緒にはさんだサンドイッチを食べた。チャファックは骨が柔らかく(細く?)、素揚げにすると背骨ごと食べることができるので、これを思いついた(いや、じつはお米を茹でるのが面倒だった)。初めて試したけれど、かなりイケる。もう旬は終わったので、来年は最初からこうやって食べてみよう。




食べにくくて結局、パンをロールして食べた。ラヴァシュという薄いパンで包むといいかもしれない。デーツのケーキも焼いた。



左は、一晩水に浸したデーツを油と砂糖といっしょに温めたもの

今回はクルミも入れてみた

デーツはイランの名産。日常的によく食べられている


濃厚で、このケーキの前を通るとつい一切れ、切って食べてしまう。砂糖は控えめの量なので、「あんま~い」という感じではないのだが、どっしりと食べごたえがある。


茂っていた庭の草は、たいぶ刈り取った。小さな森のようになっていたのに、草がなくなると平らな地面が見えてきた。明日は風が強いそうなので、果樹に支えをした(赤い点線部分、見える人には見えるかも)。

一番小さな無花果にも支え


カボチャはここに植えようかと思って耕したが、鶏対策をどうするか、まだ心が決まらない。ユルタに使われる骨組みがあったので、これに伝わせて空中栽培するか? そうすると作業量が半端ない。種をお隣さんにあげてしまうべきか? 判断力が問われるところだ。

水曜市場

今週は、チリを忘れずに買った。それからコリアンダーをまたたくさん買ってしまった。トマトがあまくておいしいので、果物の代わりにサラダをたくさん食べるとよさそうだ。サラダは、わたしの場合、つい食べないで済ませてしまう品目だが、今はトマト、きゅうり、チリ、ハーブ類などを混ぜて、もりもり食べるつもり。


近々ピクニックがありそうなので、お菓子用にハリルの弟ユスフから、クルミを買った。ユスフは以前スイカなどの青果を売っていたのだが、車を売ってトルコに行っていたようだ。ついに彼はイスラム国へ向かったのか… などと半分冗談で話していたのだが、いつのまにか戻っていて、今度は長男と一緒にクルミの販売を始めたようだ。車が買えるほど、儲かるといいね。

スプリットピーとじゃがいものカレーライス

今回のカレーはおいしくできた。たぶん、新鮮なチリとコリアンダーが効いているのだと思う。保存してあったマッシュルームも入れて、いい味が出た。何にでもコリアンダーをたっぷり入れて、ほぼ中毒だ。

いろいろと順調に行っていたところだが、昨日は自転車が壊れた。ペダルの一部をどこかに落としてしまったようで、修理屋さんに探して来いと言われ、自転車で一周、歩いて一周して回ったものの見つからず、壊れたままだ。おまけにその道中、ガキどもに何度も罵倒された。一人は過去最悪で、"Japanese! Motherfucker!" というフレーズをトルクメン語で連呼してきた。腹の底から絞り出したような声で怒鳴っていたのだが、途中一回だけ "Glasses(めがね)! Motherfucker!" も言った。ちょっと笑った。あまりのひどさに、そばにいた大人がたしなめるような態度を取ったのも見えたが、ペダルのことで切羽詰まっていたので、幸いにもわたしは怒りも沸かなかった。
あれほどの嫌悪感を抱かれる理由は、実際わたしにはないだろうから、彼自身、問題を抱えているのだろう。きっと家では父親から同じ言葉で罵倒されているのだろう。父親は働いても満足にお金が稼げず、奥さんからも文句を言われ、家庭がすさんだ雰囲気であるに違いない。典型的なクミシュテペの貧しい家族だ。同情して寄り添うことはかなり難しいが、そういう人たちに対して腹を立てるのは、わたしの立場からして正しくないと考えなければならない。
けど、ムカつくわ(笑)!

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プロフィール

イランのトルクメンサハラに移住した日本人クミコです。中央アジアの少数民族トルクメンの夫と、その家族や動物との日常を綴ります。
2006年にスウェーデンで始めたこのブログは、4回引越をして今に至りました。過去のサイトはリンクより閲覧できます。

連絡先:sabakujin at gmail dot com

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