忍者ブログ

砂漠人5

トルクメンサハラの暮らし

   
カテゴリー「日常」の記事一覧

今月の目標:えいっとやってしまう

やってしまえばそれほど時間はかからないのに、つい先延ばししてしまうことが溜まりがちだ。今月(イラン暦の)はそういうタスクをえいっとやって、家中をすっきりさせようと思っている。
今日は、義母から託された刺繍の残りを済ませ、敷物を完成させた。義母の最後の、そして未完の作品ということで、そのまま額に入れて飾るというおもしろい提案もいただいたが、やはり仕上げなければどうしようもないと思い直し、やってしまった。一応、義母に見せるつもりだ。



???

それから肉体労働の部は、鶏小屋の掃除をした。


二階建ての小さな家は、もとは牛の世話をする人が寝泊まりできるよう造ったようだ。地上階はひとつの部屋のとなりにシャワー室も配置されている。しかし壁や床の工事が始まらないまま、例によって鶏御殿となったのだった。二階は一部屋だが、こちらも餌用のパンを保管したり、雛を育てたりするのに使っている。よって、この建物が鶏小屋だ。

地上階の部屋

入って右のシャワー室入口

鶏が止まって寝るための道具をすべて出して、床に敷き詰められた乾燥トマトの皮をきれいに掃き出した。鶏の糞がトマトの皮と混ざって発酵し肥料になるのだが、それは庭の隅にまとめておいた。自分たちの寝床の糞なのに、鶏はアホなので一所懸命その山を引っかいて餌を探していた。だいぶアホなのに、ほうれん草の芽はきれいに摘むことができるという、不思議な鶏たち。

新しいトマトの皮を敷き詰めて、道具をもどして完成

シャワー室も同様に

作業はお昼休憩をはさんで、合計3時間くらいで終わったと思う。鶏糞のにおいがツーンときていたので、すっきりした。ちなみに庭仕事をするときに一番便利だと思う道具は、これだ。


熊手というのかな? ハリルがスウェーデンから持ってきた鉄製のものだが、もうバラバラになってしまった。それでもかなり使える道具だ。
お昼は昨日作ったチリビーンズ。どういうわけか、わたしはチリビーンズが大好きだ。市場でパプリカを買うときは、たいていこれを作ろうと考えている。しかし今週は、肝心のチリを買うのを忘れ、仕方なく乾燥したチリを使った。コリアンダーも入っているけれど、食べるときにまた生のものを刻んで入れている。おいしい!



これだけ入ってます

PR

市場

今日はイランのお正月だが、新年のお祝いはペルシャ人のものでトルクメンは祝わないので、市場もお店も通常営業だ。今週はコリアンダーをたくさん買った。「一束ちょうだい」と言ったら、「多すぎるだろ!」と返されて半分にしてもらったのがこの量。


ソースとペーストにしたけれど、まだボウルいっぱい残っている。細切りにしたにんじんと合わせて、塩・こしょう・レモン・オリーブオイルで和えるだけでとてもおいしいサラダになるのだが、オリーブオイルがなかった。置いてある店を探して、町を巡ってみるか。自転車に乗るわたしを見慣れてきたからか、最近はからかわれたり、笑われたり、文句を言われることが増えた。最初の二週間くらいはとても静かだったのだが、きっとみなショックで言葉がなかったのだろう。


旬の果物はキウィフルーツしか分からなかったので、今週はオレンジをやめてキウィを買った。体重も体脂肪も少し増えたのだが、ひょっとして果物の食べ過ぎかもしれない。ハリルの代わりに爆食いしていたから…。
ハリルは明日、モスクワへ飛ぶそうだ。イランに戻るのではなくて、別の仕事で出張のため、終わったらまたモンゴルに戻るらしい。仕事は必要だが、単身赴任はほどほどにしていただきたい。わたしは彼に不満をぶつけがちだったのだが、最近はハリルも疲れているように見える。しかし10kgも減らした体重は戻ったのか、頬がふっくらしてかわいくなっていた。仕事(お金)と健康というのは、反比例するものだとつくづく思う。

排水口の整備

今日のイランは祝日、石油の国有化記念日だった。明日は新年を迎えるので元旦となり、一般的には今日から五連休のようだ。役人のジェリルが一家でクミシュテペに帰省しているので、厚かましくもいくつか手伝いをお願いした。ジェリルは、ある意味ハリルより頼りになるので、この機を逃すまいと思ったのだ。
ひとつは、ずっと気になっていた排水口の整備。コミュニティが家の前に排水溝を完成させてくれたものの、うちの排水口からその排水溝まで届くパイプを用意していなかったので、生活排水はあいかわらず地中に流れこんでいた。そこで今日、ジェリルは二つの排水口に二本のパイプをつなげる作業をやってくれた。しかも、パイプも買ってくれた!

奥に見えるはジェリルの新車

三本見えるパイプのうち、手前の二本がうちのだ。この排水は水路に流れ込み、その水路はカスピ海に通じている。
土を掘り返したらミミズがたくさん出てきて、それを鶏たちが食べていた。しかし鶏の産卵数はまだ少なく、まだ一日1~2個しか取れない。卵は春が旬だそうなので、目玉焼きにして朝食に食べている。卵を使ってケーキづくりも再開した。


クミシュテペも最高気温が20℃を下回ることはなくなり、今週は30℃を超える日もあるようだ。ポカポカして、やる気も出てきた。暑くて頭の回転が止まってしまう夏が来る前に、面倒な仕事を片づけておかなければ!


日中、子猫たちを外に出すようになった。動きがだいぶすばやくなってきて、他の猫にも近寄るようになっている。しかし怖いようで、全身の毛を逆立てて固まるのがオチだ。そして昨日は初めて、母乳以外の餌を口にさせた。

お食い初め。豪快だ

ストレッサーとカレーライス

ロチが姿を現わさなくなって、6日が経った。3日目には、もうダメだろうと思ったが、やはり死んでしまったようだ。ずっと外で寝ていた猫だからか、死ぬときもどこかに隠れてしまった。前日まではよく庭の中を歩いていたのだが、力尽きたのだと思う。近くにいるはずなのに、それがどこなのか見当がつかない。助けることはできなかったが、ロチが痛い目にあって生家に戻ってきてくれたことはよく分かった。
チーちゃんは、どこかで出産したようだ。ガウシャンが家の中からチーちゃんを追い出したので、今回初めて外での出産となった。前日は、わたしの足の下に入って犬たちを威嚇したり、草陰で寝るときにサーリジャ(小)を湯たんぽのように抱えていたり、奇妙な行動を取っていた。サーリジャが、逃げずに何時間も湯たんぽになっていたのはかわいかったが。そして二日間、餌ももらいに来なかったが、3日目には戻ってきた。お腹は少しへこんでいた。どこで何匹産んだのか分からないが、猫が空間的に分散されたことには少し安心だ。犬も猫も繁殖の季節なので、わたしにとってはこれがかなりのストレッサーになっている。
ジロ子はレイプされた。いや、レイプなのか合意の上なのかは実際分からないが、一日にほんの1~2時間鎖を外しているあいだに、やってきた雄犬と合体してしまうのだ。しかも、わたしの目の前で。二度もそんなことが起きたので、今日は鎖を外すことができなかった。わたしも、自分で正しいことをしているのかどうか、よく分からなくなっている。


元気を出そうと、日本風のカレーライスを作った。でも、それほどおいしくなかった! 庭のセロリの茎やマッシュルームを入れたのでものすごくおいしいのができるかと思ったのだが、期待が高すぎたのか? 生のコリアンダーが入ったいつものほうれん草カレーの方が、断然おいしい(しかしあと二日は同じメニューだ)。

市場

今週買った青果はオレンジ、キウィフルーツ、りんご、じゃがいも、にんじん、マッシュルームだけだった。その他には、イワシを少し買った。最後の1キロくらいだったので、残っていた傷んだものも、猫用にタダでもらってきた。「猫にちょうだい!」と言ってみたのだ。


マッシュルームは、クミシュテペに来て初めて買ったと思う。さっそくバターでにんにくと一緒に炒めて食べてみたら、おいしいけれどそれほど特別でもなかった。歯ごたえがいまいちだ。1キロ226円と、値段は高め(わたしが買ったのは、85円分)。

飴とドライレモン

最近はケーキを焼いていないので、紅茶に白い砂糖を入れて飲んでいる。クミシュテペで黒砂糖は見たことがないが、赤砂糖というのがあって、これは塊で売っている。下の写真は、小分けにされて売られているもの。

ガザル・シェケール(赤砂糖)

お茶を飲むときに指でちぎってつまんで食べたり、牛乳粥に入れたりするようだ。牛乳粥というのは、風邪をひいて食欲がないときなどに食べる、お米を牛乳で炊いた(煮た)もの。クミシュテペに来たばかりで義母の家に居候していたとき、ある日の夕食がそれだったことがある。夕方の搾乳作業を終えてお腹を空かせて戻ったら、牛乳粥と赤砂糖という夕食が出されて、密かに(いや、明らかに)不機嫌になったことがあったのを思い出した。たしか、こどもが誰か風邪をひいたため、家族全員の食事が牛乳粥になったのだ。しかし文句を言う大人は誰もいなかった。

庭仕事

木を植える時期だということで、先週くらいから庭仕事に励んでいる。わたしは土いじりなどはとくに好きではないので、木など植える気はまったくないのだが、去年ハリルが植えた果樹を適当な位置に植え替える必要があったのだ。放っておこうかとも考えたが、模様替えだと思ったら楽しくなってきて、結局はほとんどの木を動かした。
草刈りも毎日あり、一日の大半を外で過ごす日も増えて、うっかりサブジの種も買ってしまった。そして2~3日に分けて十種類のサブジを植えた。まずい。これから毎日水やりという仕事を新たに作ってしまった。


植えたそばから鶏が種を食べるので、余っていた網を張ってみたものの、まったく役に立たなかったので、翌日には撤去した。オープンな畑で、種から芽から葉っぱまで、全部鶏が食べていいです。

店にあったすべての種を買ってまいてみた

それから収穫の機会を逃していたセロリを発掘して、一気に刈ることにした。高く茂った草に埋もれて見えなくなっていたが、セロリも負けじと育っていた。収穫の仕方が分からなかったので、中心の太いものを残して周りの茎を刈り取ってみた。



残っているセロリ


中心の茎には、よく見ると花が咲きそうなつぼみがついている。これも切ってしまって茎を短くすべきなのか、花を咲かせるべきなのか、どなたか教えてください。

市場

今週も、市場で買い物をした。オレンジは5キロ買ったけれど、みずみずしさが足りないようだ。そろそろシーズンが終わるのかもしれない。


セロリは煮込みにし、葉にんにくはそのまま食べる。キクイモは、ピクルスにしようと思って買ったのだが、「もっとちょうだい」と言ったら「これは高いんだよ」と言って、これしかくれなかった。ぐいぐい詰めて高く売ればいいのに、変なの。1キロ30円以下だから、それほどでもないと思うのだが「えー、高い!」と言っておいた。


「チャファック」というカスピ海の魚も買った。養殖は安いけれど、これは海のものなので、1キロ425円。いわしが50~60円だから、かなり高い。猫にやるわけにはいかないだろう。
なんだか、ハリルがいない方が食事が充実しているような気がするのだが…。自分で買い物をした方が、料理のモチベーションも上がるのかもしれない。これからも自分で買い物をしよう。



だいぶ暖かくなったので、つけっぱなしのストーブを消したいと思うのだけれど、子猫が気持ちよさそうに眠っているので消せない。今日は二匹とも歩き出して、ガウシャンが不安なようだ。子猫が歩いている前に寝ころんで、おっぱいを見せたりしている。

最新記事

(07/22)
(07/19)
(07/19)
(07/18)
(07/18)

プロフィール

イランのトルクメンサハラに移住した日本人クミコです。中央アジアの少数民族トルクメンの夫と、その家族や動物との日常を綴ります。
2006年にスウェーデンで始めたこのブログは、4回引越をして今に至りました。過去のサイトはリンクより閲覧できます。

連絡先:sabakujin at gmail dot com

P R

Copyright ©  -- 砂漠人5 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]