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砂漠人5

トルクメンサハラの暮らし

   
カテゴリー「食べもの」の記事一覧

無花果ジャム

近所の親戚の家から、ハリルが無花果をもらってきた。この家の無花果は大粒で、うっすらと紫がかった緑色だ。


無花果の味は、それぞれ違っている。うちの隣の家の紫色の無花果がわたしの好みなのだが、それは少し酸味がありながらもあまいもの。義母の家のはものすごくあまい! 今日もらった大粒のは、そのどちらの特徴とも一致しなかった。量もあるし、今年初めてのジャムにしてみることにした。

黄桃と無花果

洗って適当な大きさに切ったものに、砂糖をまぶして数時間置いてから、煮ている。無花果は、皮を剥いた。切らしているのでレモンジュースは入れなかったが、どちらもペクチンたっぷりで簡単にとろっとしたジャムができた。


今日はちょっとうれしいことがあった。食器を買ったのだ。コップは4個、ヨーグルトを入れる器は3個まで減ってしまったので、それぞれ6個ずつ買い足した。


クミシュテペの大通りにある店にハリルに連れていってもらい、二軒目でこれらを見つけた。クミシュテペでは、ガラス製品は安価で比較的質のいいものを買える。そうはいっても、イラン製のものは形の完成度が低く、美しくない(とわたしが感じる)ものがほとんどだし、明らかにリサイクルしたような変な色のもある。サイズも日本と同じく、やや小さめなのが困る。またイラン人はキラキラしたものや凝った装飾が大好きなので、ガラスのコップも切り込みが入ったものなどが多い。でもそれは、お茶の色がついて取りにくいので、わたしは使いたくないのだった。
お店はおじいさんが一人で店番をしていて、店内の商品には砂がたっぷりかかっている。さすが砂漠、そういえばうちの中も大差ないかもしれない。イランのお茶を飲むためのコップは、耐熱性のガラスがほとんどで、十数種類のサンプルがカウンターの上に乗っていたけれど、魅力的なのはなかった。なので、妥協してその中で今持っているのと同じ形を6個買った。おじいさんは6個セットと言ったけれど、お金を払ったらそこらじゅうから砂埃の分厚く乗った6個を集めてきて、新聞紙と広告の紙で包んでいた。ヨーグルトの器は「パランセ」なので少し高かったが、おそらく三年以上売れないままカウンターに乗っていたんだと思う。簡易包装の内外に砂がかかり、シールは劣化してなかなか取れなかった。次回行くときは、カメラを持参したいと思う。ちなみにパランセとは、フレンチという意味だ。もちろんフランスからの輸入品ではなく(経済制裁で輸入品はない)、昔輸入したフランスの古い工場を使って作ったイラン製だと思う。"Luminarc" というブランドのシールがついていた。
買物が終わったあと、おじいさんは笑顔だった。何度かその店に行ったことがあるけれど、笑顔は初めて見た。たくさん売れてうれしかったのかな?


新しいコップでアイスカフェオレを飲んだ。この形は古典的なものだと思う。ガラスの質は悪いし、型もだいぶ歪んでいるようだ。しかし1個35円くらいだし、これからは割れてもあまり気にしないようにしよう。
散々文句を書いたようだが、ガラスのコップ一つ買うにも選択肢がほとんどないクミシュテペ、そんな状況は、いいところだと思うこともある。

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サブジやサラダ

今週は、ひさしぶりにハーブ類をたくさん買ってきた。ハリルの血液検査をしたクリニックの先生が、コレステロールを下げるにはディルが効くと言ったそうだ。

手前はバジルとディル


ディルは刻んで冷凍しておいて、白米を炊くときに入れている。ポテトサラダを作ってもいいかもしれない。


コリアンダーは、にんにく、唐辛子、クミン、酢などを加えてペースト状にし、製氷皿を使って冷凍した。これはサラダやスープに入れると風味が出るので、重宝している。

トマトとコリアンダーのサラダ

それから、めずらしくオクラも買ってきた。オクラは何度か手に入れたことがあるけれど、食べる人があまりいないからか、比較的高価だそうだ。こどもの頃、刻んだオクラに鰹節を混ぜてしょうゆを垂らしたものが好きだった。なにが好きって、断面の星形がめずらしかったのだ。食感も好きだったと思う。さっと茹でたものを刻み、しょうゆを垂らしてハリルに出したら、喜んでいた。

これはトマトとオクラのサラダ。しょうゆ、砂糖、酢、ゴマをっ混ぜてしばらく漬けておく


世話を放棄したにもかかわらず、ミニトマトはときどき収穫できている。うちには市場で買ったトマトが大量にあるので、今日の収穫はすべて義母へ進呈した。まさか倒れた苗から採っているとは思わないだろう。

これは姪っ子へ。手抜きの巨大マフィン(笑)

トマトとにんにくのパスタ

実際、うちはトマトを栽培する必要はないとわたしは思っている。なぜなら、いつもトマトを大量に買っているからだ。


これは、今週買った20キロのうちのほんの一部。鍋いっぱいのトマトソースを作った。カプリチョーザでよく食べていた、「トマトとにんにくのスパゲティ」のためのソースだ。

にんにくもたくさん揚げた


5リットルの鍋がいっぱいに。これで一週間はもつかと思いきや、二人分の軽めのランチが4回分しかなかった。今日食べたので、冷凍の作り置きはたったの3回分だ。

チーズもたくさんすって冷凍


毎日これほどトマトを食べている人は、世界中探してもなかなか見つからないと思うのだが、どうだろう?

紅茶のパウンドケーキ


材料(23cmドーナツ型)

牛乳 150g
紅茶 茶さじ1.5くらい
オイル 165g
砂糖 150g
卵 3個
小麦粉 225g
ベーキングパウダー 8g
あんずのコンポート 適宜

このパウンドケーキはしっとりとして柔らかく仕上がるので、お客さんに出したりお土産にするときによく作る。"vanilla orchid" というバニラの香りの強いお茶を日本でもらったので今回はそれを使ってみたが、香りのいい紅茶を使うと特別なものになる。

作り方
1. 紅茶をすり鉢ですりつぶし、半量を牛乳で煮出し、冷ましておく。


食べたときに茶葉が口に残ると嫌がる人もいるので、わたしは網で漉して細かくなったものを小麦粉に混ぜ、大きいものを煮出して捨てるようにしている。

2. ボウルにオイル、砂糖、卵を入れてよく混ぜる。
3. 小麦粉、ベーキングパウダー、茶葉をふるい、ボウルに混ぜる。
4. 冷ました牛乳も入れて、よく混ぜる。かなりゆるい生地になるけれど、焼いたらしっとりするので心配ない。


5. 型に入れ、あんずを散らす。


6. 弱めの火加減で40分ほど焼く。


あんずが小さくて沈んでしまうので、量を増やした方がいいかもしれない。しっとりして香りもよく、歯ごたえを感じることもできる万能なケーキだ。しかし食べ過ぎには注意。

アルバルー

今週買ってきた果物は、アルバルーというさくらんぼ。ハリルは「チェリーとは違うものだ!」と力説していたが、実際これは sour cherry である。日本語ではスミミザクラというそうだが、とにかくこれはさくらんぼだろう。

気になるお値段は、700円弱。ちょっとお高いです

全部で3キロちょっとあったので、2回に分けて煮た。そのまま食べると酸味が強いため、イラン人も甘いジャムにして食べていると思う。そのほかには炊き込みご飯にも使うようだ。わたしは果実の重さの35%の砂糖をまぶして数時間置いて、そのまま火にかけた。30分弱しっかりと煮て、冷蔵庫に少し、冷凍庫にたくさん保存した。










トルクメンはおそらく砂糖80%で作るだろう。「これがあれば(お茶を飲むときに)砂糖はいらない」などと言っているが、それは砂糖を食べているのとなんら変わりないことを日本人は知っている。

ジャムとコンポート

あんず、プラム、さくらんぼが出回るこの季節、猛烈に果物を煮ている。



















パンの発酵は、じっと見守りつづけていれば成功するようになった。発酵の時間が普段の半分くらい、4~5時間でちょうどよさそうだ。そのくらい、気温が高い。ちょうどいい発酵具合を逃してしまうと、生地が膨らまなくなってしまうので、気忙しい。

ほうれん草のカレー

ほうれん草のカレーは、インド料理のレストランで何度か食べたことがあるはずなのに、味をよく覚えていない。大体わたしは食べものの味に疎く、お腹が満たされればいいというタイプだ。しかしながら出されたものはなんでも食べるかといえばそうでもなく、食べたいものがなければ食べないという面倒なタイプでもある。クミシュテペに来て最初の数ヶ月は、義母の家に居候していて完全にローカルな食事内容だったので、途中からほとんど食べることができなくなり、BMIでいうところの適正体重より10kgも少ないところまで痩せてしまった。それでもなんとか生き延びていたのは、毎朝牛乳を何杯も飲んでいたからだと思う。思えば、自分たちで飼っている牛の乳を飲むようになって、もう五年半が経つ。
先日は、牛乳を沸かしたら固まりができてしまった。この季節は食べものが傷みやすい。しかし牛乳が傷んだ場合は、そのまま沸かし続けて酢やレモンジュースを少し入れ、チーズにしてしまうという手がある。ブロ友のボーダさんもそれを最近作っていて、ほうれん草のカレーに入れるとおいしいと書いてあったので、使い切りたいほうれん草が冷凍庫にあったこともあり、ひらめいた。
冒頭に書いたとおり、ほうれん草のカレーの味は覚えていないし、作り方も分からないので、レシピはこれを参考にした。


最初にクミン、にんにく、たまねぎをじーっくり揚げた。あとはスパイスをしてトマトとほうれん草を煮込んだだけだが、食べてみたらびっくりするほどのおいしさ! その美味の理由はよく分からないが、材料とスパイスの組み合わせなのだろう。パンチの効いたカレーなので、チーズは豆腐のように淡泊で、それが合っているのだと思った。インドではチーズのことをパニールというそうだが、イランではペイニールという。


しかし自信満々で出したこのカレー、ハリルがほとんど手をつけなかったことも驚きだ。「これは何?」だって。わたしは喜んで残りをすべて自分用に冷凍しておいた。
 

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プロフィール

イランのトルクメンサハラに移住した日本人クミコです。中央アジアの少数民族トルクメンの夫と、その家族や動物との日常を綴ります。
2006年にスウェーデンで始めたこのブログは、4回引越をして今に至りました。過去のサイトはリンクより閲覧できます。

連絡先:sabakujin at gmail dot com

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