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砂漠人5

トルクメンサハラの暮らし

   
カテゴリー「食べもの」の記事一覧

カレーライス

 ひさしぶりにカレーライスを作った。ルーたっぷりの日本風カレーライスはハリルが苦手なので、カレーにしたらハリルは別の煮込みを食べるかと聞いたら、「そこまでエゴイストじゃない」と言った。つまり、わたしが食べたいのなら、自分は苦手でも同じものを食べるという。

イェ~イ! カレー!

 吉祥寺に武蔵野文庫という喫茶店があって、学生時代に友人に連れられて行った。名物のカレーライスを頼むと、いつもじゃがいもがゴロっと一つ入っていたという印象なのだが、あらためて検索してみたら、そうではないようだ。二十年以上前の思い出だから変わったのかもしれないが、これはずっとわたしの記憶に残っていて、今日はそのイメージで作った。

羊肉をチェクディルマの要領で煮込んで、骨を除く

ジャガイモはまるごと、ナスやスクウォッシュも大きめに

武蔵野文庫じゃ~

 赤いチリも入れてピリッと辛く、わたしは大満足で食べたけれど、ハリルはなにも言わなかった。普段はなにを作っても必ず「おいしい」と言ったり親指を立てたりするのだが…。そして明日の朝は、これを温め直して牛乳を入れて、カレースープにして食べようと思う。母はカレーの残りをそうしていたので、こどもの頃から食べ慣れていて好物なのだが、ハリルにとっては気味の悪いスープになるかもしれない。出さないけど。

 おやつのレシピに、ごまクッキーが加わった。ごまクッキーは前からあったが、これは見た目が違うのだ。バニラクッキーをアレンジして、グラニュー糖をまぶすべきところにごまをつけた。





 レシピどおりの配合で作ったら、甘さがたりないと感じた。グラニュー糖をまぶさなかった分、生地に砂糖を増やしたほうがよさそうだ。こどもたちに聞いたら「あまい」と言っていたけれど、(自分の)食べすぎ防止のためにもっと甘くするつもり。


 今週も夏野菜がおいしそう。チリビーンズ風の煮込みにして、もりもり食べている。面倒なので、みじん切りはやめて、すべて大きめカットだ。スイカも値上がりしたけど、まだこれだけ買えている。


ハリルの靴は30cm

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ウーンラシュと果実

 夕方、ハリルがいちじくをもらってきた。近くに住んでいる親戚の家に木がたくさんあって、小さなバケツにもぎたてのを入れてくれた。待ちわびていた初物なので、とてもうれしい。

思う存分、食べました(もっとほしい)

 先日は暑い中、お昼にウーンラシュを食べた。日本のほうとうや中国の刀削麺のような、小麦の麺を煮込んだトロっとしたスープなので、「暑いから、まったく食べる気がしないよ」と言ったら、ウーンラシュは夏の食べものなのだとハリルが言った。

今回ちょっと少なめだが、ひよこ豆が入っている

和風に、ネギは刻んでみた

 ハリルは父方の祖母を見て、料理を覚えたそうだ。とてもやさしい祖母で、ハリルが初めて小学校に行った日、帰り道で待っていてくれて、学校から戻ったハリルを大いにほめてくれたのだそうだ。それで、ハリルは学校に通い始めた自分が重要な存在であると感じたそうだ。料理上手のその祖母が、冬にウーンラシュを作ることはなかったという。ならば、雄鶏のガラは大事に取っておかずに、夏のうちに食べきってしまおう。

先日、アーフンの家からもらった桃

 みなさんだいぶ実っていらっしゃる
ようで、うらやましい。
 

市場

 今週の買物の目玉は、ぶどうだった。ひとカゴで、14,000トマン(360円くらい)だったそうだが、去年はその半値くらいだったので、ずいぶん値上がりした。もっとも、トマンの価値も暴落しているので、物価が上がったのかどうかよく分からない。とにかく経済が破綻していることだけがよく分かる。



サブジ

押し麦、大麦、ドライレモン


 羊肉と大麦のスープを作ろうと思い、麦類を買った。夏はあまり熱いスープを飲む気になれないけれど、ちょっとバテ気味なので、積極的に食べるといいかもしれない。うれしいことに冷凍庫が肉でいっぱいだから、骨の在庫を減らすためにもスープはよい。


今週のトマト


 このほかにナス、きゅうり、メロン、白桃、そしてスイカはついに玄関のたたきにも保管するに至った。

食事より大きな果物

デュシェメ

 気温が40℃に近い、暑い日が続いている。とても元気だった子羊が、一日のうちに弱って死んでしまったそうで、ハリルは落ち込んでいる。日陰があったのに、子羊は炎天下で昼寝をする癖があったようだ。四匹の子犬も、みな死んでしまった。
 子羊が死んだ場合、母羊の乳を搾らなければならない。量は多くないけれど、毎日絞らないと、牛と同じで乳腺炎に罹るリスクがある。今朝は羊1頭とヤギ2頭を搾った。ヤギたちも、少し前に子ヤギを失ってしまったのだそうだ。
 羊やヤギのミルクは、牛とはまったく違う風味がある。もっと野生的な香りがして、味はあまい。鍋に入れて沸かしていたら、砂漠でチーズを作ったときのことがよみがえってきた。


さて、今日のお昼はライス。ではなくて、先日殺した雄鶏の胸肉を使った、デュシェメというトルクメン料理。具はライスの中に収まっている。

レーズン、ゼレシュク、サフランを使う

夏はよく、チャルというラクダの発酵乳を飲む。シュワシュワと繊細な泡があって、薬効もあるそうだ。クセがないとは言わないが、飲み慣れるとこんなに夏にぴったりの飲み物はないと思う。羊飼いたちはこれを飲んで力をつけている。


牛乳をつぎ足しながらキープする

チャルをくれた友人の群れ

ゴルメサブジ

 飼っている鶏のうち、雄鶏の数が多すぎるので売るか殺すかしなければならないと言っていたまま、わたしは三週間留守にしてしまった。結果、何羽かの雌鶏がひどく傷ついている。雄鶏が交尾のためにやたらに背中に乗るので、雌鶏の頭や背中の羽はむしられ続けて、剥げてしまっていた。
 早く殺さなきゃと思っているうちに、売るために預けていた雄鶏3羽が、庭に戻ってきた。甥に頼んで売ってもらおうと思っていたのに、値段が安すぎて売り渋っているうちに、別の仕事で鶏の世話まで手が回らなくなったということだった。困るので、その場で1羽切ってもらった。甥は首を切ったあと、びっくりするような方法で鶏を捌いた。羊のときにするように、羽のついたままの皮を肉から剥がす方法だった。普通は首を切ったあとに、羽をむしって皮がついたまま料理すると思うのだが、甥がやったのは兵役に就いたときに覚えたやり方だそうだ。
 鶏肉は一日冷蔵庫で寝かせて、骨付きももの部分を使ってゴルメサブジをつくることにした。残りの部分は、スープにする。


 庭で放し飼いにしている鶏は、餌をあまりやらない上に動き回っているので、店で買うブロイラーの鶏肉に比べると、弾力がある。よく煮込まないと、硬いのだ。それで唐揚げやケバブには向かないだろうから、煮込みやスープを作っている。
 ゴルメサブジは、まずフライパンで肉に十分火を通し、塩やスパイスをして仕上げたら煮込み用の鍋に移す。そのあとたまねぎもじっくり揚げて、豆、ドライレモン、サブジとともに鍋に入れ、十分な量の水を加えて煮込む。

塩、こしょう、クミン、ターメリックなど



最後に塩加減をしてできあがり

 骨から肉がするっと落ちるくらいまで煮込むので、肉はとても柔らかくなっている。これをライスにかけて食べる。

フェタチーズなど

ハリルがおいしいフェタチーズを見つけてきて、朝ごはんに食べている。トマトやキュウリを薄切りにして、チーズとともにパンに挟むと最高だ。


フェタチーズといえば、ギリシャ旅行で覚えたグリーク・サラダを東京でもしばらく食べていた。きゅうり、たまねぎ、トマトの薄切りの上にフェタチーズが乗っていて、オリーブの酢漬けも散らされている。チーズの塩気があっさりとした野菜によく合い、夏のギリシャを歩いたあとにぴったりの一皿だった。しかし東京では材料が高すぎて、けっこう高級なサラダとなっていたように思う。クミシュテペでまた手軽に食べられるようになって、うれしい。

本場はチーズの量がもっと多いです

そら豆の季節なので、チリビーンズをそら豆で作ってみた。結果、大成功だったが、ハリルは食べたあとに「辛いものは消化しにくい」と言っていた。鷹の爪1本とチリパウダーを少々しか入れていないのに、文化の違いが明らかに。イランの料理はあまり唐辛子を使わないのだ。ハリルが老化したというのもあるかもしれないが。

にんじんを忘れて、このあと足した

明日はウーンラシュを作ってと言われて、ちょっとガッカリ

気を取り直して、ケーキも焼いた。クルミとシナモンをたっぷり入れた、ズッキーニブレッド。




ハリルはおいしいおいしいとたくさん食べて、あとで「消化が悪かった」と言っていた。うーん、よく噛めばいいのでは? でもわたし自身も、普段から食べものをほとんど噛まずに飲みこんでいることに気がついた。直せるだろうか、この悪しき習慣。

グラノーラ

さて、チリビーンズもできたし、グリーンピースの下ごしらえも終わったので、お楽しみのグラノーラに取りかかった。


まずはオリーブオイルと赤砂糖とすりおろしたりんごを温めて、10分くらいかき混ぜた。


レシピは生のリンゴを使うところが気に入ったので、これを参考にした。さて、結果は…

焦がしました、、、

アーモンドとレーズンを入れる前のローストしているあいだに、表面を黒く焦がしてしまった。できるだけ取り除いて調理を強行したけれど、焦げた部分が残ってしまったので失敗だ。残念!


敗因は、明らかに集中力の欠如による。でも牛乳をかけて食べてみたら想像していた以上においしかったし、食感もよかったので、高級な朝ごはんとしてまた作りたいと思い、自分のレシピノートに書き加えた。ボーダ姉さんにいただいた耐熱ガラスの器が、グラノーラづくりにぴったりだし。



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プロフィール

イランのトルクメンサハラに移住した日本人クミコです。中央アジアの少数民族トルクメンの夫と、その家族や動物との日常を綴ります。
2006年にスウェーデンで始めたこのブログは、4回引越をして今に至りました。過去のサイトはリンクより閲覧できます。

連絡先:sabakujin at gmail dot com

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