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砂漠人5

トルクメンサハラの暮らし

   
カテゴリー「住まい」の記事一覧

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棚の取りつけ

棚板が納品された。職人がバイクで持ってきて、壁に取りつけまでしてくれた。いつ手に入るか分からないドリルを待って、自分でやることを想定していたので、本当にありがたい。この職人が持っていたドリルは小型で、しかもレンガ+セメントの壁にネジを入れるのに、今までより簡単で、床に落ちる粉塵の量も少ない方法でやってくれた。簡単そうに見えていたけれど、わたしがやったらえらいことになっていただろう。作業の途中で、汗を滴らせながら「水をください」と彼は言っていたのだから。


玄関に靴用の棚、フックの上に物置用の棚、サロンに電話台などを取りつけた。

靴の棚

帽子なんかを置きます

電話台

鉛筆置き場(?)

これらの板はすべて壁になじむように、淡い色(木目調の線模様が入っている)を選んで、側面も同じ色を貼ってくれるように頼んだ。しかし! 側面(厚みの表面)は見事に薄茶色で仕上がっていた。しかし取りつけてみれば、こっちの方がよかったのかもしれない。自分のセンスに自信がなくなった一件。

台所

台所にも、棚を取りつけた。フープロにジューサー、鍋やボウルなど、置き場がなくてそこらじゅうに散らばっていたものが、収納できるようになった。もともとはここに乾物やら食品のストックを置くつもりでいたのだが、台所ができた後、西日が強くあたることが分かったので、鍋と食品の置き場を交換したのだった。

鍋などを除いたら、パントリーが広くなった

いよいよ明日はデスクとキャビネットが2台ずつ納品される。しかし食事用のテーブルは、なぜか発注していなかったことが今日、判明した。仕方がないのでこれまでの巨大テーブルをひきつづき使うけれど、テーブルもイスも脚を10cm切ることを検討している。

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家具の発注

だいぶ前からほしいと思っていた、小さめの食卓を発注した。今は、210 ×120 cm の巨大テーブルをあらゆる作業に使っているので、事務仕事(というか電話とチャット)が増えてきたハリルのデスクと、食卓を分けようというわけだ。おまけに、わたしのミシン用デスクと、物置部屋(別名:アトリエ)に置くキャビネットも注文した。

家具職人の店

これまで木製の家具はすべて親戚のワハブに発注していたのだが、今回は MDF「中密度繊維版(medium density fiberboard)」という素材を使って作ることにした。日本ではすでに一般的に使われている材料だが、クミシュテペでは最近流行り始めたばかりなのだ。もちろん、手製の木製家具の方がこの手作りの家には似合うと思うけれど、最近ワハブは仕事がいっぱいで当てにならないので、MDFは木材より手に入りやすいし、安価なので試してみようということになったのだった。
 
職人の工房

しかし心配なのは、彼の腕だ。彼が作ったものを見たことがないし、工房に置いてあった靴箱は、こういうのだった。


ハリルは、靴箱は余った素材で作ったものだとか、彼はいい奴だとか擁護していたけれど、デスク2台、キャビネット2台、テーブル1台、それから家中の壁につける棚板をたくさん、一度に発注して、納品が一週間後と言われたら心配にもなるだろう。おそらく納品は遅れるだろうけれど、期待と不安が入り混じっている(いつもどおり)。
しかしどんなものが納品されようと、きっと十分使えるし、人生思い通りにならないのが当たり前、失敗して直していくのが当然なので、なんでも喜んで受け入れようじゃないか! いつのまにか、わたしの寛容性は増しているようである。というか、無駄な心配性になっている。

ペンキ塗り

ようやく着手した、ペンキ塗り。やると決めてから着手までに、2~3ヶ月かかってしまった。道具が揃ってからも1ヶ月以上放置。なぜだろう? おそらく、初めての作業なのでやり方がよく分からなかったからだ。


しかしもう夏が終わってしまうので、やるしかない。とにかくペンキ缶を開けて、塗ることにした。塗る対象は、二階の部屋のドア4枚と、その枠4つ。これらはすべて白で塗る。その他に、二階の階段を黒く塗るつもりだ。

ベランダに続く階段。これを塗るのは大変そうだ~

買ってきてもらったペンキは油性のものなので、ベンジン(シンナー)を混ぜながらペンキの濃度を調整する。しかしコツが分からず、手探りで塗っている。完璧に仕上げようとするから気が重いのだと思い、細部が気になりだしたら(トルクメン、トルクメン)と自分に言い聞かせて気を楽にしている。トルクメンの仕事は雑なので、それくらいでいいのだ、ということだ。しかしトルクメンにも細かい仕事をする人がいることを思い出し、(ナーセル、ナーセル)と言い換えて気を楽にしている。いずれにしても、人をバカにしすぎなのだった。

木が見えないこともないけれど、このくらいでいいか?

コンクリを切る

今日もまた、少しだけ塀の工事が進んだ。家の入口となる扉(門)をつけることになる場所の、コンクリートを取り除く作業だ。塀のブロックはハリルが壊したけれど、その下に基礎となる太いコンクリが残っているので、それも取り除かなければならない。この仕事は、壁越しのお隣さんがドリルを持ってきてやってくれた。


奥の白い壁越しに見える家に住む、おじさんだ。おじさんと書いたが、わたしより若いような気がする。奥さんと、こども三人で住んでいて、植物を育てるのが上手な人だ。次女さんは、ナーセルの娘たちと一緒に遊びにくることがあるのだが、飛び級で一年上の学年で勉強しているそう。

おじさん、痩せ型がかっこいいです

この作業は相当大変そうだ。そういえば、今住んでいる地上階に、窓を入れるための穴を切ってくれたのも彼だった。振動ドリルで根気よく穴を開けながら、コンクリートを砕いていく。数十センチ間隔をあけたところも切り、鉄棒をテコの原理で動かして、グラグラさせてから塊を取り除いていた。小学生の息子がそれを手伝っていた。
 

3時間ほど作業をして、門の幅の分の基礎は取り除かれた。次はどんな作業になるのだろう。それはナーセルだけが知っている。


移植せずに一部残しておいた綿花は、さっそく危ういことになっている。どうしたものか。
ところで何度も揉めたことがある隣の家との境には、大きないちじくの木が生えたし、今はうちの排水のせいでカボチャ、メロンが生えてきている。カボチャは少なくとも2個の実を確認した。タラゴンもたくさん生えている。できればいなくなってくれ… と思っている隣の家との境界線が、皮肉にも豊作で、楽園的様相を見せている。なかよくしなさいということなんだろうか?


…あり得ないス。

塀を造る

いつだったか犠牲祭前に、家の前の排水溝が完成した。コミュニティに最初に申し出てから五年も経っていたし、最後の工事が始まる前にひと悶着あったので、完成してもうれしさは感じられず、「あっそ。」と思っていた。おまけに、うちの排水管は排水溝に届くように管を継ぎ足していないので、排水は今までどおり家の前の土の中に浸み込んでいる。


奥の二階立ての建物は、うちの家禽小屋だ。この通りにはうちを含めて4軒の家があり、そのすべての家の前を通る排水溝が完成した。排水の行き先は、カスピ海につながる水路だ。

突き当たって右(西)に行くとカスピ海、左(東)がクミシュテペの町

さて、排水溝が完成したので、うちは自宅の塀を作る予定だ。すでに職人が視察に来て、工事は1~2日で終わると聞いている。しかし職人を呼ぶ前に、ブロックや扉などの材料を庭の中に用意しておかなければならず、そのためには、排水溝を車がまたげるよう、石を渡しておく必要もある。そういうわけで、まずはハリルが塀を壊し始めた。



今は、家の前の部分に塀がまったくない。これは、以前は家の一階が倉庫だったため、車が出入りできるよう塀を作らなかったのだろう。そのため、倉庫を改造して住居にしてからも道から家が丸見えだったのだ。せっかく塀を作るので、扉は家の前ではなく、庭の中央にしてもらうようリクエストした。


そのあとは、ナーセルが石やら廃材やらをダンプカーで運んで来て、排水溝に橋を渡した。これからセメントを流したりして、橋を完成させるそうなのだが、ナーセルの手仕事となるとちょっと心配がある(作業をしてもらっていて、文句を言える立場ではないのだが)。



この重い石は、一人ではとても動かせるものではなかった。助手として、奥さんが一緒に作業をしてくれて、二人で、素手で、石を動かしていた。ナーセルの奥さんは、「気は優しくて力持ち」という言葉がぴったりの人だ。ひょっとしたらナーセルより力持ちかも。

移植前の綿花

塀のそばに植えたオシロイバナと綿花は、工事で踏みつぶされると思うので、庭のほかの場所に移した。意外なことに、オシロイバナよりも綿花の方がうまく移植できたようだ。

電気系統の整備

今日は電気の職人が来て、いろいろと整備してもらった。サロンのファンと仕事部屋の電気を設置してくれたことが、大きな進歩だ。


部屋の中央に扇風機を設置するために、職人はいすを二つ並べてその背の部分に乗るという。うちに脚立がないからだ。こういうときのために脚立を買ってくれと何度もハリルに言ってきたのに、例によってこうなっている。しかしあまりに危ないので、いすをわたしが支えることにした。一度、支えていない状態で職人が背の部分に乗ろうとして、「ギシッ!!」とすごい音がしたのだが、よく見ると、少し歪んでいるので修理に出そうと思っていたいすがまっすぐに直っていたという、不思議。


いずれにしても、ファンは無事設置された。部屋が涼しくなったかといえば、ないよりはましという程度だが、やはりないよりはよっぽどいい。音はうるさいが、残暑が厳しいクミシュテペなので、ついてよかった。


ファンは、壁につけたこのスウィッチで操作する。つまみは5段階あるが、どこに回しても「1」と同じである。この扇風機は、5~6年前に雇っていた夫婦がこの家に住んでいたとき二階に設置し、出て行くときに置いていったもの。忘れたのかもしれないが、借金を返さないまま逃げるように辞めたので、取りに戻れなかったのだろう。たぶんそのせいで(?)、しょぼいのだと思う。
それから、クロゼット兼仕事部屋にしようと思っている部屋に、他とは違う明るい電気がついた。強めのライトで、ランプのカバーのついたものをリクエストしたところ、電気にはどれもカバーはないというので、蛍光灯になった。




見栄えはよくないが、これで作業はしやすくなるだろう。最近、デスクや棚を注文できる素材屋さんも見に行ったので、あとは注文するだけだ。デスクや棚が納品されたらたちまち工房らしくなるだろう。楽しみだ。
いろいろなことが整備されて、便利になるのはうれしいけれど、なくてもなんとかなっていたんだよなと微妙な気持ちになることもある。部屋が暗ければ、日が暮れる前に仕事を済ませていたし、扇風機がなくても自然の風を待ってしのいでいた。便利なものはあれば必ず使うけれど、よくない点も必ずある。扇風機なら、有機的な音しか聞こえなかった部屋に機械音がなるようになり、外の動物の鳴き声がよく聞こえない。道路に排水溝は設置されたけれど、さらに多くの家庭の排水が水路に流れ、カスピ海に流れていってしまうようになった。道路が整備されると家の前を車やバイクが頻繁に走るようになり、うるさい。便利さと、深いところまでの快適さのバランスをよく分かった上で、注意深く暮らしたいものだ。

カーペット

四年間生活していた二階から、一階へ移って一年くらい経つだろうか。ついに、セメントの床がすべてカーペットで覆われた。

台所から見たサロン

反対側から

サロンのカーペットは、こげ茶色にした。二階にも敷いた肌色のようなのが似合うと思ったのだが、その色は見飽きてしまったので気分転換だ。ハリルは「この色はオフィスみたい」と言ったけれど、一体どこが?

柱の角もきっちり切ります。日本人が故


玄関を入って右手奥にある洗面台までの廊下も、きっちり敷き詰めた。こうなると、今度はあらゆるところにすてきなキリムでも敷きたくなってくる。


しかしキリムを選ぶ前に、剥がした二階のカーペットの洗濯などなど、体を使う仕事がたくさんあるのだった。それでも、わたしの中で、一幕が静かに降りたのはたしかなことだ。ここまで整備するのにどんなに時間がかかったことか。

今年の犠牲祭は9月1日、あと3日だ。犠牲祭はトルクメンにとって最大のお祝い事で、多くの人があちらこちらの家をあいさつに回る。うちは、家畜の世話がある(助っ人がいない)のでいつもどおり。わたしは南庭に出かけて、ハリルの手伝いをするつもりだ。
犠牲祭には羊を殺すことになるので、その肉が入るよう、一週間前から冷凍庫を空にしようとしている。残っていたアウズを使って、チーズケーキを作った。



おまけ。前回帰国した際に買った、お気に入りのお皿。「食器なんか買ったのか!」と言われそうなので、クミシュテペに持ち帰るまでハリルには見せなかった。これにヤギの白いチーズを乗せて食卓に出したら最高~

プロフィール

イランのトルクメンサハラに移住した日本人クミコです。中央アジアの少数民族トルクメンの夫と、その家族や動物との日常を綴ります。
2006年にスウェーデンで始めたこのブログは、4回引越をして今に至りました。過去のサイトはリンクより閲覧できます。

連絡先:sabakujin at gmail dot com

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