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砂漠人5

トルクメンサハラの暮らし

   

メロン、カボチャと猫

うまくいかなかった今年の畑は、作物をすべて引き抜いて、土を均しておいた。そうしたらその翌日、ハリルが畑に入ってなにやら作業をしていたので尋ねると、そこにいろいろな果物の種を保管したのだそうだ。なるほど、土のなかに種を入れておけば、ひょっとしたら来年の春に芽を出す果物もあるかもしれない。


桃とネクタリン(人間用)

市場で飼料用に買ってきたネクタリンやらアンズがだいぶ痛んでいたので、果肉は子牛や鶏にやり、種は畑に撒いたそうだ。いずれにしても、今年はもう畑を触らないつもりでいたし、部屋の中で種を保管するのもひと仕事なので、なかなかいいアイディアだった。


市場で買ったメロン(大)とうちの畑のメロン(小)

買ってきた地元のメロンは、わたしが育てたのと同じ種類で、ゴレスタン州の名産だそうだ。比べて見てよく分かったが、わたしのは育ちきっていない部類に入る。一番よく育ったものですら、出来損ないだったのか! 無念さに追い打ちをかけられた気分だ。


妹にもらったカボチャ(チーちゃん)

ハリルの妹ハリマは、自宅で大きなカボチャが実ったそうで、ひとつ分けてくれた。とってもきれいなオレンジ色のまるいカボチャだ。残る緑の部分も黄色くなったら、食べ頃だそうだ。
チーちゃんは最近、顔がひとまわり大きくなって、首や肩がむっちりし、手足も太くなったようだ。いつも小食でスリムな猫だったが、中年になって変化が出てきたんだろうか。


ロミ夫

マイペースなロミ夫も健在だ。子猫たちにちょっかいを出されては「ミャ!」とソプラノの声で牽制している。チーちゃんとロミ夫が、三年前に飼い始めた最初の猫だった。彼らの最初のこどもはみな死んでしまったが、彼ら自身は今も元気。よくここまで無事でいたと思う。ロミ夫は、近所の強い猫が来ると一目散に逃げているが、そのくらい臆病なのがいいのかもしれない。このあいだ、餌を食べたあとに出かけたロミ夫のあとをつけてみた。家を出て左に曲がり、水路の方へ行くのは知っていたが、そのあとは水路に沿って砂漠(空き地)の方へ向かい、水際まで降りたところでしっぽをピンと立てていた。虫かなにかを見つけたのだろう。それからどうするのか見ていたら、わたしについてきたチーちゃんがニャーと鳴いてしまい、ロミ夫に見つかってしまった。


わたしを見つけて走ってくるロミ夫。かわいいいいいいい

夜はどこで寝ているのだろう? 今度また、尾行してみようと思っている。

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無題

  • by Tamihime
  • 2015/07/31(Fri)16:44
  • Edit
かわいいメロンに、思わず笑ってしまいました。ごめんなさい。大量の桃やネクタリン、こちらでは一箱2000円の桃が大特価で売られています。買いましたよ。15個。(笑)畑で種を保管するという表現、いいですね。たくさん芽がでますように。ハリルさんは果樹園や農場経営を目指していらっしゃる?牛、鷄、果樹、野菜自給率が高いですね。これで野菜がうまくできれば最高ですね。

Tamihimeさん

  • by 砂漠人
  • 2015/08/01 19:21
いえいえ、笑っていただければ救われます。
一箱2000円は大特価でしたね。でも計算してみたら、
その桃1個がこちらの1キロの値段です(笑)。
質(コスト)を少し下げて、値段も下げることはできないんでしょうかね。
日本は、果物が高い国の上位にあるんじゃないかと思います。
あまり誇らしいことじゃないですよね。
ハリルがなにを目指しているのか、わたしも見失っているところです。
なんでもやり方が豪快というか、ワイルドなんですよ!
小規模高品質でやってほしいんですが、彼には無理のようです。

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プロフィール

イランのトルクメンサハラに移住した日本人クミコです。中央アジアの少数民族トルクメンの夫と、その家族や動物との日常を綴ります。
2006年にスウェーデンで始めたこのブログは、4回引越をして今に至りました。過去のサイトはリンクより閲覧できます。

連絡先:sabakujin at gmail dot com

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