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砂漠人5

トルクメンサハラの暮らし

   

市場

今週も、水曜市場でハリルが買いものをしてくれた。最近はおもに子牛と鶏の餌を仕入れるついでに、人間用の買物をするような感じになった。じゃがいもや野菜類は、飼料となる青果を保管している外の小屋に、わたしがかごを持って取りに行っている。つまり、飼料として家畜にやる野菜や果物を、人間も食べている。

冬の台所は寒いので、このかごに根菜類や果物を保管することができる。もっとも、山盛りになっているのは水曜日と木曜日くらいで、どんどん食べてしまうので、市場の前日にはほとんど空になってしまう。

トマトは値段が下がってきた。イランの南の方では季節が始まっているそうだ。


お米と植物油(缶)

お米は、ひさしぶりに掃除が必要なものを買ってきた。掃除というのは、米つぶの中に混じった石を見つけて取り除くことで、クミシュテペではしばしば行われる炊事のひとつである。石の混じっている米は欠けているものが多く、つまり安い米なのだが、非常に香りが高いので、別の種類のそれほどおいしくないお米と混ぜて料理するのだ。クミシュテペではそれは普通のことのようだ。今回は混じっている石が黒いので探しやすいけれど、おととしだったか、白い石や色々なごみの混じったお米を手に入れたときは、ブーブー文句を言いながら食べていた。でもそれ以来、お米掃除はすることがなかったので、今回はあんがい新鮮な気持ちで石を選り分けている。文句は言いながらも。
植物油は、缶の上面を包丁で切り開けて、お玉ですくって使うのが一般的のようだ。わたしは日本人なので、缶切りでていねいに上面を開けたあと、ボール紙でふたを作って被せて使っている。それでもこの大きな缶からお玉ですくって鍋に入れるので、ついつい量は多くなってしまう。慣れとは怖いもので、「油大さじ2杯」とレシピを読んでも、もうそんな細かい単位には戻れなくなってしまった。
その他には、ガスコンロに着火するためのチャッカマン用ガス(ボトル)を買った。しばらくマッチでコンロに着火していたけれど、冬になって湿っぽくなり、火がつきにくくなってきたので切り替えたのだ。マッチもひどいものがあって、擦るたびに折れたり、火がついてもすぐ消えたり、よくまあここまでひどい品質を保てるものだと呆れることがある。

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No Title

  • by mizuki
  • URL
  • 2016/01/16(Sat)21:35
  • Edit
 小石混じりのお米のほうがおいしい、というのを私も本で読んだことがあります。確かポーランドの話でした。

 底が歌舞伎揚げみたいにしあがるご飯、というのを聞いて、おいしそうだなと思ったのですが、油を多く入れて炊くからそうなるんですねー。夫の祖母のじゃがいもオムレツもダイス状に切ったじゃがいもの一粒一粒がカリッとして美味しいのですが、秘密は低温で長時間焼くのと、たっぷりの油!

 そういえば祖母はマッチで火をつけているし、私も7年以上ライターやチャッカマンで点火しているけど、今はIHのほうが人気なんですよね。私はガスを選んだけど、台所リフォームが終わったらボタン一つで点火するようになるんだと思うと変な感じです。

mizukiさん

  • by 砂漠人
  • 2016/01/16 22:50
小石が混じっているのはきっと、おいしいお米の屑の部分だからだと
思うんです。おいしいお米のいいところは集めて高値で売り、
残った欠けたお米とその他のごみが安く売られるんでしょう。
日本だと欠けたお米は人間は別の製品に加工されるのかな?
おいしくないお米を探すほうが難しそうですね(笑)。
油って、本当においしさのもとなんですよね。
わたしは油をたくさん摂らない方だったと思いますが、
今やたっぷり派です。でも健康を損なったとも思えません。
日本人は油を気にしすぎるのかも… と考えるようになりました。
じゃがいもオムレツ、うーん、おいしそうです。
台所の記事、拝見しましたよ!
コメントしようと思ったら、繋がらなくなりました。
なんだか今回は状況がシリアスです。
mizukiさんのところもチャッカマンだったのは意外でしたが、
その他もろもろ、不便があったんですね。
クミシュテペだけがひどいと思いこみがちですが、先進国でも
みなさんあらゆる不便をがまんされているようで、ときどき
思い直しています。
ボタン一つでの点火、すごいですよね(笑)。

No Title

  • by 昇
  • 2016/01/17(Sun)00:53
  • Edit
あ〜石抜き。
うちも石抜きはしますよ。とは言え機械ですが。
機械で石やゴミをより抜きます。でも、しょっちゅう石は入っていますけど。機械が古いので(笑)
昔、実家では時々鼠に米びつに入られて糞をされて、ご飯を炊く前に鼠の糞を選り分けてから水で良く洗って炊いていました。
子供の頃は母が山で採って来た茸や畑からとって来た野菜のゴミや土ををまともにとらないので松葉や落ち葉、土入りのみそ汁喰わされたり、蛆入りのみそ汁(味噌ダルに蝿が卵産んでしまった)喰わされたりしましたっけ。
相当サバイバルやっていましたね。

あははは、うちの母がそのノリですよ、油や調味料を匙で量ると言う事はしない人なので、油は瓶からいきなりドドドッ、調味料も適当なので物凄く味の濃い料理でしたっけ。

私は昔ながらのガスコンロが好きです、マッチで火をつける時のちょっとした緊張感、いいですね〜
くどもいいですよ!焚き付けに火をつけて、段々火を大きくして行くのって楽しいです。

あ、かけた米の行方ね。ちゃんとありますよ。農家なんにクズ米屋が廻って来て買い取って行きます。古米なんかもですね。
そう言った米はせんべいとかの米菓子の原料になったりするようですが・・・その時に見たのが・・・ちょいと恐い現状ですが・・・

昇さん

  • by 砂漠人
  • 2016/01/18 02:31
石抜きって言うんですんか?
ここの生活はそれほど前世紀的でもないってことでしょうか?
みなさんのコメントを読んでいるとときどき分からなくなりますが、
めずらしい境遇の人がここに集まっている可能性も…(笑)。
蛆入りの味噌汁ってありうるんですか!
味噌を漉したら肉(笑)は入りませんよね? ひゃー(それにしても)

No Title

  • by ボーダ
  • URL
  • 2016/01/17(Sun)22:21
  • Edit
お米の石取りのお手伝いをさせていただいたときのことを懐かしく思い出しました。ああいう作業は誰かと一緒にするのがいいですよねー 
今の台所の白いカゴ、色がきれいですねー 今まで見た中で今が一番きれいですね。私がいた頃は確かニンニクが入っていました。このカゴ、確か三つ目をゲットするのに、市場から姿を消していて苦労したんでしたよね(笑)できればもう一つ欲しいとおっしゃってましたよね。でも、3つのままですね。といろいろ思い出しちゃいました。
そういえば、kumikosさんはマッチでコンロに火をつけるのが気になっていたようですが、あれは私にはかなり普通のことでした。着火が壊れて、マッチやライターで火をつけて使った経験多いですから。
でも、普通より野生的なことには慣れていると自負していた自分ですが、昇さんの⚪️⚪️入りお味噌汁には、ギャーーー!!です。

ボーダさん

  • by 砂漠人
  • 2016/01/18 02:33
あのときのお米は最悪でしたね。
あれ以来「石抜き」はなかったんですが、ここに来てまた! です。
白いカゴの件、そこまで細かいことを覚えてくださったんですか。
ストーカー? 爆
あれ以来、市場ではまったく見かけませんよ。
モデルチェンジしたみたいで、センスの悪いのばかりです(笑)。
夏は高温多湿なため冷蔵庫にしまうので、冬だけがカラフルなんです。
ガスの着火部分が壊れているのって、意外と一般的なんですね。
でも日本ではそういうことないような気がするんですけど…。
昇さんとこは別として(爆)。

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プロフィール

イランのトルクメンサハラに移住した日本人クミコです。中央アジアの少数民族トルクメンの夫と、その家族や動物との日常を綴ります。
2006年にスウェーデンで始めたこのブログは、4回引越をして今に至りました。過去のサイトはリンクより閲覧できます。

連絡先:sabakujin at gmail dot com

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