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砂漠人5

トルクメンサハラの暮らし

   

出発まで一週間

日本への帰国日が、あと一週間と迫った。慌てていろいろな作業に取りかかっている。ハリルは一階の排水溝を地面に掘り、パイプを埋める作業を進めている。つるはしを使ってゴツ、ゴツと掘っていくのでとても大変そうだ。途中で一度、木製の柄が折れてしまい、新しい柄を注文していた。町の職人(近所のおじさん)が木を削って、刃に合わせて作ってくれたようだ。


 溝はできたようだが…

手前の大きな溝は、あいかわらずコミュニティが穴を掘って放ったままだ。大雨が降ると小川になっている。
それから給水用の大きな水槽を買ったので、これをベランダに上げて、ベランダから二階と一階に配水するしくみにするそうだ。今は地下にある水槽からモーターで二階に汲み上げているのだが、水を使うたびにモーターも使うために、電気代が高くなってしまっている。ベランダの水槽に汲み上げるときだけモーターを使って、あとは重力で配水するようにするのだとハリルは言っていた。引越してきた当初はそういうシステムだったのだが、当時はモーターがなかったので弱い水圧で水がベランダまで届かず、水槽を撤去したのだった。今度はうまくいくといいのだが。
外に設置した温水器や台所につながるガス管は、パイプに(職人が)色を塗っていなかったので、わたしがペンキ塗りをした。ガスはグレーに塗る決まりになっているそうだ。


 ここにオーブンを置く予定

紛失していた台所の換気扇のカバーもようやく買ってもらい、日本から送ってもらった油汚れ防止用のフィルターをカットしてつけた。ここで気がついたのだが、換気扇にフードをつけるのを忘れていた。このままだと空気は天井に上ってしまい、うまいこと換気扇から排気されないだろう。でももう仕方がない。ナーセルたちはどうせ換気扇を回すこともしないだろうから、帰ってきてから状況を確認して、なんとかしよう。
一階のドアのカギを総点検したのだが、なぜか玄関ドアの鍵がなかった。台所の勝手口と寝室の出口のドアのみ渡していくつもりだが、あとは知らない!


 クルミの苗木だそうです

ハリルはまた市場で苗木を買ってきた。クルミと桑だそうだ。うちの庭はご覧のとおり、粘土質の土で植物がよく育つ環境が整っていない。きっと育たないとわたしは思うのだが、懲りずに続けるハリルだった。


 壁際に生えたため抜いたイチジクの木を庭の中央に埋めていた

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  • by May
  • 2016/02/19(Fri)14:26
  • Edit
だんだんと形になってきましたね~
ハリル氏、そこらじゅう掘って元気ですね!
やっぱり食事がいいからかしら。

換気扇、吸い込む力で何とかならないかなぁ・・フードなくても。そんなに強力じゃないか・・・。だけど、フードは後ででも付けられそう・・?
しかしまぁ、本当に何もかもが大変そうです。それだけに愛着のある家になるのでしょうか。

庭は粘土質なんですね。う~~ん、何とかならないのだろうか~。コンポストを作ってその土を使うとか・・な~んて、そんな規模の小さいことではなかなかですね。

うちの次に予定している家はバルコニーもないので、夫は室内でハイドロポニックでハーブ、って言ってます。でも超狭いから置くとこないよ~(笑)
帰国楽しみですね。今は寒そうですが。

お元気で行ってらっしゃ~い!

  • by あん
  • 2016/02/19(Fri)18:10
  • Edit
出発前にご挨拶するチャンスがないといけないからもう言っておきます。(笑)今ニュースをみたらインフルエンザが過去10年間で最高らしいです。お気を付けくださいね。うちはクリスマス直前に息子がウィールスをもらって来て、私もすぐに移りましたけど私は予防注射してたから凄く軽くて済みました。息子は筋トレやったり空手やったりしてる割りには、初めて39度台までいって吃驚、完治するまで一週間かかりましたよ。今年のは40度越えもザラで咳が酷いらしいですね。

ハリルさんがそんな固そうなコンクリみたいな地面を、機械じゃなく手で掘られたって驚きです、かなりな重労働だわ。砂漠の暮らしはまるで大草原の暮らしの様に、家の中も外も全部自力でコツコツとやらないといけないから、凄く体力も精神力も要りますね。だけど物や贅沢があふれ返っている暮らしよりシンプルで精神面の充実がある様な気がします。星の王子さまが言ってた様に、本当に大事な事ってそんなに沢山は無いんですよね。(私はこだわりがあり過ぎるけど 笑)

粘土質の土ねぇ…、ここの庭もちょっとそんな感じですよ。葱やハーブ類だけ土買って来てコンテナで植えてます。ベイリーフは凄く大きく育っていて重宝してますよ。

あんさん

  • by 砂漠人
  • 2016/02/20 04:36
ご子息は、体を鍛えていたから一週間で完治されたんですね!
わたしはすでに軽い風邪をひいていますが、日本でも気をつけたいと思います。
ありがとうございます。

「精神面の充実」はたしかにここの生活にはあると思います。
ネットのせいで、わたしのそれは妨害されていますが(笑)。
東京にいるときは、気にかけることがありすぎて
疲れるなあと思っていましたが、それは減りましたね。
でも結局は、自分次第なんでしょうかね~

わたしもコンテナ(プランター)でハーブをしたいんですが、
手頃なものが売っていないので、コンテナづくりから始めなければならず、
ついにやりませんでした。あ、でもここで園芸はもうしません(笑)。

今回は、日本でポケットWiFiというのをレンタルすることにしましたから、
わりと早くネットにつながると思うんです。
だからあっけなくブログ再開でつまらないかもしれませんよ!
いずれにしても、今後ともよろしくお願いします。

無題

  • by 昇
  • 2016/02/20(Sat)21:31
  • Edit
イチヂクの木!羨ましい。
こっちではまず無理な木です。
うちも性懲りも無く柿を植えてますよ(^^;;

昇さん

  • by 砂漠人
  • 2016/02/21 05:45
ここではイチヂクは一般的なんですよ。
うちのも勝手に生えてきたくらいですからね。
柿は家にあるととってもいいですよね~
千葉でも農家には必ずあるという印象です。

No Title

  • by mirooo
  • URL
  • 2016/02/21(Sun)07:42
  • Edit
 あと数日で日本ですかー(私も後に続くつもりです)。動物達としばらくお別れですね、元気でいてほしいです。フック取り付けの記事を拝見しましたが、浴室のシャワーの下に鶏がいませんか?浴室に鶏というのがミスマッチすぎてどうも判断がつかず…。

 クルミの木、いいですねー!子どもの頃、実家の隣の家のクルミの木に毛虫が大発生して大変だったのでクルミの木が怖くなっていたのですが、一昨年クルミ拾いをして、とても楽しく、拾ったクルミも長い時間おいしく食べられて、やっぱりいいなぁと思いました。そういえば実家に桑の木があったなー。熟すのが楽しみでした。

miroooさん

  • by 砂漠人
  • 2016/02/22 03:15
よくニワトリに気づかれましたね。
わたしも撮っているときは気がつかなかったんですが、
部屋を出るときになってふと見たら、なんといるじゃないですか!
弱っていたから囲ったのだとハリルは言っていました。
クルミの木は育たないと思いますよ(笑)。
クロアチア人が、以前はどの家の前にクルミの木が生えていた…
と言っていたのを思い出しました。ハリルも、ソ連時代はそういう豊かさが
あったのだといつも言っています。憧れますね、そういうところ。

ところでmiroooさんの台所なんですが、キャビネットの扉は
上下ともにシルバーですか?
近くで見られないので確実なことは言えませんが、作業台と床は
むしろ同じトーンじゃないほうがいい感じになるかもしれませんよ。
もちろん、質感などがあるので一概には言えませんけど。
以前のデザインと比べるとモダンになっているし、空間的にも
かなりすっきりして素敵になりましたよね!
完成の写真を楽しみにしています。

No Title

  • by May
  • 2016/02/22(Mon)16:42
  • Edit
そろそろ出発でしょうか。
コメントのお返事を貰っていないので、嫌われたのかと~

帰ってきた時、苗木たちが芽を付けているといいですね。

Mayさん

  • by 砂漠人
  • 2016/02/23 01:14
す、すみませんでした!!
返信の必要がなさそうな内容はしないことがありますので
ご容赦くださいね~
もうすぐです。期待よりも不安が上回っています(笑)。

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プロフィール

イランのトルクメンサハラに移住した日本人クミコです。中央アジアの少数民族トルクメンの夫と、その家族や動物との日常を綴ります。
2006年にスウェーデンで始めたこのブログは、4回引越をして今に至りました。過去のサイトはリンクより閲覧できます。

連絡先:sabakujin at gmail dot com

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