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砂漠人5

トルクメンサハラの暮らし

   

市場

毎週水曜日に立つクミシュテペの市場に行ってきた。普段、わたしは市場には行かないようにしている。異邦人に見えるせいか、どの店でも不当に高い値段を提示されるし、人々にジロジロ見られるのが不愉快だからだ。でも、これからもクミシュテペで暮らしていくからには、そんな弱腰ではダメだと思い直した。それよりなにより、ハリルに頼むと、忘れたりなんだかんだで一向にモノが手に入らない傾向があって、自立心の強いわたしにはそれが苦痛なのだ。半年前、日本に帰る前にはそういう気持ちがピークに達していて、とにかく自分でなんでもできる環境に戻りたいと感じていた。だから日本では、それが自由にできて、ある程度満足して戻ってきた。いや、買物をしすぎたのはまずかったけど。
さて、今日は布地やほうきなどの日用品を買いたかったので、朝の支度を済ませてアンナックを頭に乗せ、スカーフを被ってばっちり用意していたら、いつもは休憩の時間なのに、ハリルが市場に同行してくれると言う。わたしを一人で外出させるのが心配なのか、またはわたしがボラれて余分なお金を使うことが心配なのか…。


今日もいい天気


便利な道具屋さん

いろいろな道具を売っている屋台で、ほうきを買ってもらった。ほうきは8,000トマン(255円くらい)で高いと思った。以前はその半額くらいで買っていた記憶があるのだが、このほうきは手づくりで大きさや分厚さにばらつきがあるので、値段を推測するのが難しい。ハリルは羊にぶら下げる鈴を一所懸命選んでいた。


買ったのは、右のほうき


聖典クルアーンも売っている。十分に日焼けしているが

それからスパイスを買った。ターメリックとクミンを切らしたのでそれと、ごまを買った。


スパイスは小さなビニール袋に1,000トマン単位で入れ、ホチキスで止めてくれる


これでまた安心して料理ができます

肝心の布地は、二種類買って、一つはさっそくだまされてしまった。というのも、1メートル10,000トマンだというので高すぎるから買わないと言ったら、1.5メートルにカット済みのものを10,000トマンでいいと言う。それを買って家に帰ってよく見たら、50cm分は色が褪せていたり、毛玉になっていて使えなかったのだ。つまり、1メートル10,000トマンで買ってしまったというわけ。ハリルは来週返品してくるというので、かなり迷ったが、その布地は使わないでおくことにした。日本円に換算したら数百円のことだが、本当に疲れる。他にも図案描き用のペンをちょっと高く買わされたようだ。わたしの意気地なしの一面が「もうクミシュテペでは買物したくない」と思ったが、こんなことでくじけていてはここでの暮らしは務まらない。また次回も自分で買いに行こう(今回はハリルが交渉したんだけど…)。

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  • by May
  • URL
  • 2016/09/29(Thu)06:07
  • Edit
いやぁ、挫けそうな話ですね~
kumikoさんもハリルのように強気で向かっていくとどうなるんでしょう?それでもボラれるんでしょうか。
その土地の雰囲気というのがあるから実際のところどうなのか分かりませんが、私はけっこうがめついおばちゃんかもしれないので、言葉を覚えたらガーッといくかも・・・
毎回ハリルに付いて行って、”ここの住人”というのをアピールするとか・・
”この人からボッタくったら、ハリルが黙っていない”と思わせるとか・・
地元民とそうでない人への対応が随分と違うのは、どこの国でも多少あることなのでしょうか、それがクミシュテペでは強いという感じですかね。

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プロフィール

イランのトルクメンサハラに移住した日本人クミコです。中央アジアの少数民族トルクメンの夫と、その家族や動物との日常を綴ります。
2006年にスウェーデンで始めたこのブログは、4回引越をして今に至りました。過去のサイトはリンクより閲覧できます。

連絡先:sabakujin at gmail dot com

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