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砂漠人5

トルクメンサハラの暮らし

   

チロリアンテープの使い方

今日は勘が当たって内装工事の職人が来なかったので、気分よく一日を始めることができた。職人がいつ休むかは決まっていないし、休む日は連絡もしてこない。というより、ハリルやナーセルに電話が来ても、その旨わたしにはすぐに知らされないことがしばしばだ。わたしは職人たちに朝食と昼食を出さなければならないので、来るだろうと思っていて来ないのも、その逆も、朝のひとときにはちょっとしたストレスとなる。ところが今日は、昨日の段階で十中八九来ないだろうという見立てができて、しかもそのとおりになったので、しめしめといった気分。
自由な時間ができたので、料理や掃除以外のことをしたくなった。今週は、水曜市場でハリルがハーブを5キロ以上買ってきて、その処理が一日がかりで終わったと思ったら、木曜の朝に鶏を殺したので処理をしろということで、朝から夜までずっと台所にいた。いくら使いやすい台所になったからと言って、重い仕事が立て続けにあるとやっていられない。終わってみれば二日だけのことだったが、まるで一週間くらいの長さに感じてしまった。ただ驚くべきことに、もうわたしは鶏を捌いて食べることができるようになっている。落とした頭は猫にやった。むしった羽はとっておいて枕を作ったり、子猫のおもちゃを作ったりしようと思う。足や手羽先、内臓の汚いところは犬にやる。肉はもちろん、職人には出さずにハリルと二人で食べる。でっぷり太った鶏だったが、肉にしたら意外とスマートだった。肉の色は、なんとも言えない美しい色だった。

 

さて、それで自由になった午前中になにをしたかというと、タオルにループをつけたのだ。昔はどこの家にもあった、会社名の入った白いタオルを両親に送ってもらったので、それを手拭きに使っているのだが、ヨーロッパ風のタオルフックに掛けるとうまく落ち着かない。そこでタオルの真ん中にループをつけて、簡単に掛けられるようにした。材料は、なんとか使い切りたいチロリアンテープで。

そうえいば、スウェーデンで買ったタオルは、もともとループがついているものが多いけれど、日本のものはほとんどついていない。日本でタオル掛けといえば、バーに二つ折りにして掛けるのが標準だからだろうか。そうしないと、湿度の高い気候では乾きにくいのかもしれない。ヨーロッパは家の中が乾燥しているので、タオルなんてどこに垂らしておいてもすぐに乾いている。そういう意味では、この壁につけたフックは失敗だったか。クミシュテペは海が近いので、十分湿気ているのだった。


 アクリルたわしのループを編み忘れたが、テープの方が太くて使い勝手がよい

まだまだある、チロリアンテープ。これからはタオルを新しくするたびに、新しいループをつけようと思う。でもさっそくハリルが、ループを無視してタオルを乱暴にかけていた。我ながらいいアイディアだと思ったのに、こういう細かいことは砂漠の民は気がつかないようだ。

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プロフィール

イランのトルクメンサハラに移住した日本人クミコです。中央アジアの少数民族トルクメンの夫と、その家族や動物との日常を綴ります。
2006年にスウェーデンで始めたこのブログは、4回引越をして今に至りました。過去のサイトはリンクより閲覧できます。

連絡先:sabakujin at gmail dot com

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