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砂漠人5

トルクメンサハラの暮らし

   

生地屋さん

今日はクミシュテペの商店街にある、生地屋さんを廻ってきた。刺繍の刺し手の女性に案内してもらったのだが、生地屋さんは5軒しかなかった。というよりは、5軒もあったことに驚いたという方が、正確なところだ。商店街は、車で通過したら2~3分で終わってしまうんじゃないかというほど、小規模なものなのだ。
5軒のうち1軒は、探していたバラック(女性が下着として履いている長ズボン)用の生地は置いていなかった。生地屋といっても、どの店も売っているものは女性のワンピースとバラック用の生地、男性のシャツとズボン用の生地に限られている。そのほかは、布団や枕用の生地とこども服用の生地だ。わたしが欲しいものは、日本人女性が喜びそうなリネンだとか自然素材なのだが、気持ちがいいほど売っていなかった。そういった高級なものは、クミシュテペには需要がないから当然といえばそうなのだが、これではトルクメンバラック以外のものの製作がとても難しい。日本から持ってくれば高くついてしまい商売にならないし、どうしたものか。知恵の絞りどころである。
最後に立ち寄った生地屋さんでは、男性が一人で店番をしていた。彼の言っていることはあまりよく理解できなかったのだが、どうやらパッマダイザ(義母)と一緒にメッカを巡礼した人だったようだ。わたしがハリルの奥さんだと聞いて、「あー、スイスの!」と言っていた(スウェーデンだけどね)。品数が少ないこの店で、わたしはバラック用生地を4本分買った。


手際よく布を断裁するハジ


店内

写真を撮って日本で見せてもいいと言ってくれたので、店内の様子を撮った。もう少し生地屋の雰囲気のある店もあったのだが、ここは簡素な店だった。奥の方でたまねぎも売っていて、自分で選別していいようになっている。さすがにたまねぎを買う気はないけれど、トルクメニスタン製のタオルが売っているのはうれしい発見だった。タオルが必要になったら、ここに買いに来ようと思う。
店の様子が分かったので、次回からは一人で買物に来るつもりだ。しょっちゅう出没していれば、珍しがられて注目されることも減るかもしれないが、なにせクミシュテペの外国人はわたしただ一人なのだ。みんなじろじろ見ずにはいられないのだろう。今までは無頓着だったけれど、これからはちゃんとワンピースを着て、美しいスカーフを被って外出しようと心に決めている。

 

 

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  • by ボーダ
  • URL
  • 2016/11/20(Sun)23:08
  • Edit
生地屋さん、売ってるものは少なくても楽しそうです。クミシュテペか日本かとなると大きな違いですが、ゴルガンあたりはどうなんでしょうか? 近場でもう少し大きい街に一度ショッピングに行ってみるはどうでしょうか。ハリルが忙しいならジェリルとか連れて行ってくれないかしらねー?
バラック作りを始めるのですね? 楽しみです。家の工事も終わって、これから冬を暖かい室内で、バラックを塗ったり刺繍を刺したりして過ごすのはよいですね。

ボーダさん

  • by 砂漠人
  • 2016/11/21 15:04
たしかに、日本の店の品ぞろえは楽しくないほど多いですから、このくらいがわたしに合っています(笑)。人の手を借りることは極力減らしたいんですよ。頓挫ばかりして、ものすごくイライラしますから。
地元の女性が作っているものに、なるべく沿うしかないようです。とにかく失敗を気にせずたくさん試してみて、進歩できればと思います。今日は暖かい部屋でミシンするつもりが、さっそく水が出なくなりました。昨夜は気温が一気に下がったので、なにかが凍って壊れたんでしょうね…。

No Title

  • by May
  • URL
  • 2016/11/23(Wed)10:35
  • Edit
本当に世界は広いと思います。そこは必要なものしか売ってないんですね。日本やNZみたいに、創造力を掻き立てられる生地の数々・・じゃなくて。
まぁ、創造力を掻き立てられるような巨大生地屋は、たまに見るからいいのであって、ほとんどは必要ないものですけどね。
年を取って気付きましたが、私は田舎には住めないわ~
ある程度のものが揃っている場所でないと。
今の住まいは丁度いい感じです。(土がないのは痛いけど)

クミシュテペの商店街にはどうやって行くのですか?
徒歩?それともバイク?
町に馴染んできたら、ワンピースやスカーフ選び(製作?)も楽しくなるでしょうか。
バラックは既製品は無くて、みなさん自分で縫うのですか?

水は出るようになったといいですが。

Mayさん

  • by 砂漠人
  • 2016/11/23 16:21
でも必要なものはみんな揃っているんですよ。わたしだけはバックグラウンドが違うのであれですが、必要なものだけ売っていることは、あんがい便利だと思います。食べものも一緒で、一年中なんでもあるよりも、季節のものしかないと、選ぶ必要もなくそれを食べて、しかも健康的です。
商店街へは歩いて行きます。女性はバイクに乗りませんからね。自宅が遠い人は、男性に送ってもらったりタクシーを使うようです。
バラックは既製品もあります。最近は、ミシンで施した刺繍もあって、ちょっと残念です。手仕事はまだまだなされていますが、廃れる日も見えてきましたね。

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プロフィール

イランのトルクメンサハラに移住した日本人クミコです。中央アジアの少数民族トルクメンの夫と、その家族や動物との日常を綴ります。
2006年にスウェーデンで始めたこのブログは、4回引越をして今に至りました。過去のサイトはリンクより閲覧できます。

連絡先:sabakujin at gmail dot com

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