忍者ブログ

砂漠人5

トルクメンサハラの暮らし

   

タロージロー

イランは新年を迎えた。正確には、3月20日の午後に年が明けたそうだが、その日は元旦とは考えず、日付としては21日からが1396年なのだそうだ。いずれにしてもわたしの頭の中はほぼ西暦で機能しているので、あまり実感がない。曜日はほとんどイラン暦で考えるようになったため、月日もイラン暦を覚えれば簡単なのだが、これがなかなか実行できない。今年はやってみよう。
そして例によって、イランのトルクメンは新年のお祝いを特にしない。外国のトルクメンはノウルーズを祝うようなので、これはイラニアン・トルクメンのペルシャのお祝いに対する静かな反抗の態度なのだろうか。
砂漠の春も雨が降ったり肌寒くなったりして、不安定だ。しかし確実に緑が増している。


ハリルが種を植えた桃。小さい苗になり、葉が生え出した

ハリルは庭のまんなかに、果樹の苗や挿し木をして春に備えている(まったく懲りていない)。今年は牛がいないのでましだと思うが、犬や猫が木で体を掻いたり、おしっこをひっかけたりしているので、依然として期待はできない。

タローが病気になったときにかけてやったTシャツを、ジローがあちこちに持ち運んではその上に座っている。自分用の座布団にしているようだ。
病気ですっかり小さくなってしまったタローは、ジローよりも気力が強い。体の大きさでは負けるのに、餌を前にすると凄むので、ジローが遠慮して食べなくなっている。犬にも猫にもヒエラルキーがあり、子犬の頃に現われるそれは、大きくなってもまず覆ることはない。


手前がタロー

ここは台所のドアを出たところにある、犬猫の餌用の簡易キッチンだ。小さなガス台の上に大きなガザン(鍋)を置いている。風で火が消えやすいので、金属の薄い板で周りを囲ってある。鍋には蓋がなかったので、大きな強化ガラスで代用した。それは台所のガス台についていた、カバーを外したもの。
餌は鶏肉屋で譲ってもらう「捨てる部分」を熱し、水を加え、そこにパンを加えて作る。鶏の皮や脂肪からかなりの油分が出るので、高カロリーの餌になるのだ。これをうちの4匹と南庭の犬たち、それから近所のアークジャ(猫)にやっている。うかうかしているとニワトリもつまみに来るのだが、最近は子犬たちが追い払ってくれるので面倒がひとつ減った。

PR

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL(非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS(コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます

No Title

  • by May
  • URL
  • 2017/03/25(Sat)05:24
  • Edit
いろんな人のブログを読んでますが、北半球はどこも春が近づいているんですね~。同じ地球上で不思議です。
こちらは12~13度ですっかり晩秋の気配です。
ハリル氏の植樹、実が生るところまで育つといいですね。庭があるだけ羨ましいです。(私も庭があったらけっこう散策で暇潰ししそうです)
外で何か煮てる~、と思ったら犬猫用キッチンだったんですね。
犬って、自分用の座布団あるんだ!なんかスヌーピーのライナスみたいで可愛い~

Mayさん

  • by 砂漠人
  • 2017/03/27 02:41
こっちがだんだん暖かくなると、そっちが寒くなっていて、わたしもいつも不思議に感じていたんですよ。
今日は庭づくりが上手なお隣さんに、犬猫鶏がいる限り、植物は育たないと言われたそうです。まったくそのとおり!

最新記事

プロフィール

イランのトルクメンサハラに移住した日本人クミコです。中央アジアの少数民族トルクメンの夫と、その家族や動物との日常を綴ります。
2006年にスウェーデンで始めたこのブログは、4回引越をして今に至りました。過去のサイトはリンクより閲覧できます。

連絡先:sabakujin at gmail dot com

P R

Copyright ©  -- 砂漠人5 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]