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砂漠人5

トルクメンサハラの暮らし

   

イチジクの木

何年か前、隣の家と接する壁際にイチジクが生えてきた。どこからか種が飛んできたのか、うまいこと育った。しかし背が高くなるに連れて「このままだと壁や排水管が割れるな」と予想できたので、残念ながら根こそぎ切ったのだった。
しかし根は生きていたのだろう。しばらくすると、その木は壁を超えたお隣さん側にニョキニョキと育っていた。ちょうど牛小屋の後ろの空間に生えたので、隣の家は放っておいたのだと思う。それが何年も経った今は、巨木となってしまった。


ご覧のとおり、イチジクの木はお隣さんのものだ。壁を超えてうちの庭にも枝がかかっているので、その枝についた実はうちで食べていいはずだ。しかし問題は、壁である。


明らかに木の成長する圧力で、ひびが入ってきた。放っておいたら壁が崩壊するだろう。ハリルに頼んでお隣さんに言ってもらったら、予想どおりの返答だったのだが。つまり、

ハ:「イチジクの木が大きくなりすぎて、壁が壊れそうだよ」
隣:「あんたんちから来たものだろ」
ハ:「うちは切ったよ。お宅も切ってくれよ」
隣:「うちは植えていないぜ」

こういったやりとり。「壁が壊れちゃうよ、どうする?」とハリルの顔を見たら、「壁は壊れたらいいさ、イチジクを食べよう」などと言っている。




実はたくさんなっている。こうなったら、お隣さんの分まで採って(盗って)食べようと思う。お隣さんは家畜を飼っていてよく出入りするので、彼らが昼寝をする時間帯を今から探っておこうっと。

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  • by May
  • URL
  • 2017/07/09(Sun)08:09
  • Edit
私も壁よりいちじく!
壁は迂回するとか形を変えて直せばいいかと・・
舌がおかしくなる前はもちろんいちじくも大好物でした。日本でもNZでも高価だし。(って、まるで自分の価値観で”切るなんて勿体ない”と思ってしまいました)

隣の敷地に入らせてもらってkumikoさんたちが切る、という選択は無理なんでしょうか?
”うちの物なので撤収させていただきます”とか言って。

Mayさん

  • by 砂漠人
  • 2017/07/09 16:21
壁の修理にお金がかかって文句を言うのは、ハリルです(払うのもハリル)。壁を直すときに切ればいいですかね。とりあえず一度は食べてみるということで(笑)
このお隣さんはまともじゃないので、何をしても理不尽な対応です。なので、関わらないのがいいようです。

プロフィール

イランのトルクメンサハラに移住した日本人クミコです。中央アジアの少数民族トルクメンの夫と、その家族や動物との日常を綴ります。
2006年にスウェーデンで始めたこのブログは、4回引越をして今に至りました。過去のサイトはリンクより閲覧できます。

連絡先:sabakujin at gmail dot com

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