最近ハリルは、あるトルコ人女性のインスタグラムを見るのに夢中になっている。彼女はどこか地方に住んでいて、自家製の野菜などを使っていろいろな料理を作り、それらを販売しているようだ。昔ながらのやり方であらゆるものを作っているので、ハリルの興味をひくのだろう。彼自身は、料理のコツを祖母から教わったそうだ。
そして先週、そのうちの一つを試作していた。レシピは公開されていないものの、ハリルは彼女の書いた文章からそれを想像して作ったそうだ。それは、ヨーグルトで漬けたピクルスのようなものだった。しかし小さなガラス瓶に対するハリルの作業がワイルドすぎて、うまくいっているようには見えなかったので、今週は同じ材料でわたしが詰めてみると申し出た。
材料はスズメ(水切りヨーグルト)、ヨーグルト、牛乳、パプリカ、唐辛子、塩。ヨーグルトをさらに発酵させて、パプリカのピクルスにするようだ。ハリルはパプリカを半分に割って、そこにスズメを詰めたものを瓶に入れ、上からガシガシ押していた。わたしは最初からパプリカを四等分し、内側にスズメを塗って、ひとつひとつていねいに瓶に詰めていった。そうすれば、使うパプリカの量を増やすことができる。
3~4日後
今回は唐辛子と塩が足りなかったようで、マイルドな味になってしまった。来週は、それらの量を増やして再挑戦したい。しかしオリジナルの味が分からない料理ほど、作るのが難しいものはない。
毎週、夏野菜をたくさん買ってくるので、ラタトゥイユを頻繁に作る。夜の軽い食事に、これを温めてポーチドエッグを添えて食べている。
あいかわらずトマトソースのパスタもよく食べている。ほとんどベジタリアンになってきた。
最後に、チャルというラクダの発酵乳。夏はこれをよく飲む。近所にラクダを飼っている人がいるので、最初は彼から発酵乳を買ってくる。すべてを飲み切ってしまう前に、温めた牛乳を足して、温かいところに置いて発酵させたら、また冷やして飲む。ラクダの乳はかなり滋養があるようだが、そばにラクダがいない地域では手に入れるのは難しいだろう。味はうまく説明できないけれど、発酵乳なのでシュワシュワしている。ありがたいものを思って味わうので、おいしい気がするのだった。
ロミ夫と昼寝
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http://sabakujin.blog.shinobi.jp/Entry/427/発酵食品など
COMMENT
No Title
昨日ファーマーズマーケットに行った時、パプリカが「1個」$4って値段が付いてて、夫と顔を見合わせて”マジか!”と思いました。
kumikoさんもワイルドだなぁ、私はラクダの乳と聞いたらちょっと引いてしまうかも。まぁ、最初に牛の乳を飲んだ人も同じだけど。
ロミ夫、べろが出ててかわいい~~~
Mayさん
パプリカ1個が4ドルって、日本より高くないですか? どういうことでしょう? パプリカも自生のを探すしかないですね。
ラクダのチャルは、初めて飲んだときは「もういい」って感じでしたが、徐々においしさが分かってきました。野生に近い食べものは、食べる人の味覚が訓練されていないと、おいしさが分からないような気がします。その点、わたしはお子ちゃまの舌なので、大変です。