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砂漠人5

トルクメンサハラの暮らし

   

子猫が増えた

先日、猫が1匹増えた。今年の春はチーちゃんとタイちゃんが合計7匹の子猫を産み、その彼らはだいぶ大きくなった。授乳の時期も終わり、チーちゃんタイちゃんは、餌がほしいとき以外は庭に姿を見せなくなった。一方、子猫7匹はほとんど庭の中にいて、昼寝しているか遊んでいるかだ。家の中からわたしが出ていくと、餌だと思って「ニャーッ!」と追いかけてくる。
その日も、子猫たちは餌場に向かうわたしを群れで追いかけてきた。その中に、見たことのない子猫が混じっていた。黒いトラ模様でお腹と足は白く、前足は白い靴下を履いたようだ。体も他の子猫たちよりだいぶ小さい。しかし不思議なのは、うちの猫の中に溶け込んでいて、当たり前のように餌場に走り、餌を食べ始めたことだ。


わたしが触ってもまったく逃げないし、他の猫にも近づいていく。クミシュテペの路地で会った猫で、触らせてくれた猫はこれまで一匹もなかったと思うので、人に飼われていた猫なんだろうか。この小ささで、どこからどうやってうちまで来たのだろう? いろいろと疑問が湧いてくる。1匹くらい増えたところで特に困らないけれど、彼女がメスだということはちょっと問題だ。


それから、彼女は右目がつぶれている。ケガをして瞼がくっついているだけかと思ったが、頭の形から判断すれば、目玉も失っているようだ。かわいそうに、何があったんだろうか。体のほかの箇所はきれいな猫なので、毛づくろいはできるようだ。


子猫は、犬を目の前にしたら少し緊張していた。しかし二日目にはもう、うちの犬が猫を襲わないということを理解して、安心したようだ。物怖じしないのは、生まれ持った性格なのかもしれない。

マイコウ

チーちゃんの息子である黄色い猫は、マイケルと名付けた。彼はわたしを見ると駆け寄ってきて、立っていれば足の甲に、座っていれば膝に乗って、喉を大きくグルグル鳴らし、昼寝をしようとする。降ろそうと思って体を押しても、しがみついている。次の冬は、彼を布団の中に入れるかもしれない。

レンク

頭の上に黄色い染みのような色がついたタイちゃんの娘には、レンクという名前をつけた。トルクメン語で「ペンキ」の意味がある。黄色いペンキが一滴、落ちたみたいだから。
マイケル、レンク、サーリジャ(小)。彼らは特徴があるから名前がついたけれど、残る4匹は同じ黒トラので、みな「ガラジャ(黒ちゃん)」だ。なにか個別の名前をつけたいけれど、その前にまだ見分けがつかない二匹がいるのだった。二匹は性格もそっくりで、しつこく鳴いてわたしの体によじ登り、手や足を噛み始める。座っていると、背中に抱きつく格好で両足を乗せてきて、まるで人間に飛び乗られたようだ。

one of the ガラジャ

 
玄関の中から盗撮

新しく来た子猫に対して、二日目はほかの子猫たちが反応し始めた。彼女のお尻を嗅いで、「シャーッ!(威嚇)」と言うのもあれば、すり寄ってくる彼女となかよくしているのもいる。いずれにしても、時間が経てばみんな仲間になるだろう。三日目の今日は、長旅の疲れが出たのか、子猫は温水器のそばで昏々と眠っている。

うちにたどり着いたなんて、幸運な猫だ。これから賑やかな毎日が待っているよ

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子猫

  • by まつざわ
  • 2017/08/09(Wed)00:39
  • Edit
うちにたどり着かなくてよかった。でも妻は猫好きだから大丈夫かも。俺は無理かもしれないけれど

まつざわくん

  • by 砂漠人
  • 2017/08/09 02:16
ええー? 猫、好きじゃないの? わたしなんか、猫が生きがいのようなものです(笑)。猫は知ってしまうと、愛さずにはいられない生き物なんですよ。奥さんは、知っている。

僕の妻

  • by まつざわ
  • 2017/08/10(Thu)00:41
  • Edit
猫好きがそうなのか、関係ないのか分かりませんが、僕の妻は一見ドライのようでいて愛情深い人だと思っています。(ここで言う事かっていう…)

甘えてはいけないと思いつつ甘えてるかもしれない自分は戌年生まれの猫型かもしれないと、妻を通して思うことがあるとか、ないとか。

松澤は基本的に動物や小さい子供たちに対して、自分に言い聞かせて行動しています。怖がるな、とか、近い目線で、とか、自分に言い聞かせてようやくみたいです。

まつざわくん

  • by 砂漠人
  • 2017/08/10 02:47
キャッ! 恥ずかしい!(笑)
奥さん、どんな人なのかな~
なるほど、動物とこどもが同じ距離。そうかもしれないね。いろいろ汚染された大人からすると、純粋な存在という意味で似てるわ。

キジ白片目ちゃん

  • by しろちゃん
  • 2017/08/10(Thu)11:54
  • Edit
そんな小さな体で、目も片方潰れて、どうやって辿り着いたんでしょうか?
もう考えるとウルウルしそうです(笑)
だけど本当にkumikoさんの所に辿り着いたのは幸運としか言いようがないです。
これから幸せになってほしいです。

猫は確かに知ってしまうと、あれほどに魅力的な生き物を他に知りません。
顔、あのフォルム、柔らかさ、匂い、動き、性格にいたるまで全てが、こちらを掴んで離さないんです(笑)

しろちゃんさん

  • by 砂漠人
  • 2017/08/12 03:35
本当に、どこから来たのか知りたいです。が、話してくれないからムリですよね。焼きたてのパンが好きなので、ひょっとして人に飼われていたのか? などと推量しています。モミモミ癖のある猫でした。掟を破って夜は一緒に寝ています(笑)。

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プロフィール

イランのトルクメンサハラに移住した日本人クミコです。中央アジアの少数民族トルクメンの夫と、その家族や動物との日常を綴ります。
2006年にスウェーデンで始めたこのブログは、4回引越をして今に至りました。過去のサイトはリンクより閲覧できます。

連絡先:sabakujin at gmail dot com

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