忍者ブログ

砂漠人5

トルクメンサハラの暮らし

   

園芸

まったく、園芸というものは!
植物が予想を超えて育つと力をもらえるが、実際は予想に反して枯れたり、なぎ倒されたり、動物に食われたりする方がよっぽど多いのであった。そのたびに「もう、やめたい。」と思うわたしは、根気がなさすぎるのだろうか。それとも、誰か(ハリル)が植えた果樹だから、いまいちやる気が出ないのだろうか。グングン育つどころか、2~3日水をやらないと葉が枯れ落ちてしまうこの状況(連日の日照り+水やりの時刻に水圧が最低)は、やる気を削がれるよ! そう文句を言い続けたら、ハリルが給水システムを買ってきた。もちろん、買ってきた部品を繋いだり穴を開けたり埋め込んだりして自分で設置するのだが(クミコが)、それを嫌々やってなんとかなったと思っていたら、今度は水が注がれて柔らかくなった木の根元を夜のあいだに犬が掘り下げたらしく、朝起きたら桑の木が倒れていた。「まだ続けるの? もう全部諦めていいかな(=世話を放棄)?」と聞いたら、ハリルは桑の木を立て直し、暴風で倒れかけている木々を紐でくくり直した。

なんだ、この紐システムは?

この夏、庭をいじってみたわたしが知ったことは、庭のほとんどの場所は、15cmも掘ると粘土質の土でガチガチになっているということだ。これでは根が呼吸できないので、ほとんどの植物は育たないんじゃないだろうか。表面にサブジを植えることくらいはできるかもしれないが、表面だと鶏が食べてしまうし、犬や猫が糞をするために土を掻いてしまう。しかし、あらゆる場所に雑草が1メートル以上の高さに茂っていたのは、一体どういうことなんだろう。それに、自然に生えた無花果の木があんなに大きくなったのはどういうわけだろう? まったくよく分からないが、来年は、この土地に自生するような植物を選んで育てればいいんじゃないかと考えている。


たとえばタラゴン。これは草取りをした場所に生えていたので、そのままにしておいたのだが、ものすごい香りがして、なんのハーブか調べた挙句、タラゴンじゃないかと思っている。ハリルもそうだと言った(が、これはあてにならない)。

綿花

たくさん蒔いた(捨てた)綿花の種から、いくつか芽が出てきた。これもこぼれ種から生えたのを見たことがあるので、育つと思ったのだ。しかしなかなか大きくならない。今は常時カゴを被せてあるので鶏に食べられていないけれど、それを取るとたちまちつまみ食いされてしまう。背丈がカゴより高くなったとき、そこで終わりかもしれない。

オシロイバナ

オシロイバナも、雑草の下に生えていたのを残したものだ。二株くらいは別の場所から移植して、成功した。鶏はここにはノータッチだが、水をやった後でそこで砂浴びをしているし、猫がトイレにしている。ときどき茎が折れているが、さすがオシロイバナ、すぐに新しい葉を出して盛りかえしている。


この花も雑草のように生えてくるもので、朝だけ花が開く。すてきなので、種を取って土に植えてみたのだが、まだ芽は出てこない。

名前が分からない砂漠の花。こういうのが庭に咲き乱れていたら楽しいだろう


これは日本のカボチャの種をまいて、二株だけ出てきたところ。今ようやく花が咲き始めたので、実がなるかどうかは怪しいところだ。
そして今日もわたしは果樹や草木に水をまくだろう。地元のブルーベリーがやたらに繁殖して、その実は鶏が食べるのにちょうどいいので、昨日からそれにも水やりを始めた。

PR

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL(非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS(コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます

No Title

  • by May
  • URL
  • 2017/08/13(Sun)08:19
  • Edit
土質が悪そうなので、本格的にやるには堆肥なんかをどっさり入れないといけないのでしょうかね。
鶏糞と野菜クズでコンポストとか思ったけど、めんどくさいですよね。
あと鶏や動物が入れないようにしっかり囲うとか、思いますが、何せ道具や材料が揃わないそちらの生活では、そうもいきませんよね。
粘土質のそのまた下は案外いい土だったりして?(無花果の木、根がすごい深いとか)

ところで野菜果物、安く手に入るから育てなくていいんじゃ?(って、実も蓋もないか・・)
発想の転換で、全然違うことしてみるとか・・

No Title

  • by Tamihime
  • 2017/08/13(Sun)12:09
  • Edit
その土地に合う植物を見つけることが大切ですね。タラゴンとブルーベリーが育つのですから、ちょっと酸性土?鶏糞、牛糞は豊富にありそうなので、肥料も手に入る。15センチしかいい土がないということなので、石を並べて、plantbedを作ったらどうでしょう?15センチ盛土をすれば30センチの土ができますから、野菜も出来る?トマトは育っているんですよね。
工夫しながら、諦めない暮らしもいいですね。少しづつ何かが出来て来る。そのうち美味しい桑の実ジャムも手に入りそうですね。

Mayさん、Tamihimeさん、

  • by 砂漠人
  • 2017/08/13(Sun)14:35
  • Edit
お隣の庭は青々としていて果樹も野菜も育っています。でもそこには非常に多くの要素が絡んでいて、単純に育っているわけではないということでしょうね。うちは鶏、犬、猫が多くいるので、植物だけに手間をかけても同じくはできないでしょう。
水をやらなくても勝手に育っている植物を参考に、土地に合うものを見つけていくのが、この場合最善だと思っています。
しかし無花果は不思議です。粘土質の下にいい土が… などというのはあるんでしょうか? でもこの土地の地下は海なので、そこに達してしまうと木が枯れるという現実もあるそうです。

No Title

  • by paprica
  • URL
  • 2017/08/15(Tue)04:27
  • Edit
ぷぷっ。クミコさんちの園芸はかなり上級者向けなのですね。粘土質、酸性土、家畜、といろいろと障害をクリアしなきゃいけませんもんねー。ハーブ類もこっこさんたちに食べられちゃうでしょうか。コスモスなんかはからからのところでも育つみたいですよー。

papricaさん

  • by 砂漠人
  • 2017/08/15 18:16
つまるところ、わたしは園芸が好きじゃないようです(笑)。けれど、もちろん庭が緑色なのはうれしいので、なんとかしたいんですよ! もうこの際、オシロイバナを植えまくればいいのかな? サブジ類を植えたとしたら、鶏がすぐに食べるでしょう。日本から持ってきた種は風土が合わないようで、何を植えても芽が出ません(除:カボチャ)。園芸が上手な人に頼んでも同じでした。
来年は無花果を挿し木にして、庭の真ん中に植えたいと考えていますが、どうなることやら。

プロフィール

イランのトルクメンサハラに移住した日本人クミコです。中央アジアの少数民族トルクメンの夫と、その家族や動物との日常を綴ります。
2006年にスウェーデンで始めたこのブログは、4回引越をして今に至りました。過去のサイトはリンクより閲覧できます。

連絡先:sabakujin at gmail dot com

P R

Copyright ©  -- 砂漠人5 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]