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砂漠人5

トルクメンサハラの暮らし

   

雨と時間と…

秋になり、ときどき雨が降るようになってから、庭の緑が保たれている。夏のあいだに恋い焦がれていた飲み水も、十分溜まったのでひと安心だ。しかし今度は気温が下がってきて、冬の訪れを感じ始めた。それもそのはず、いつのまにか12月に入っているじゃないか!

庭に生えた草

夏から成長が止まらないミニトマトが赤くなってきた!

大人になると時間の経つのが早く感じることを心理学的に説明した「ジャネーの法則」というのがあるそうだ。これを友人に聞いて知ったのだが、生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢に反比例するという。たとえば「一年」は、50歳の人にとっては50分の1だが、5歳の人にとっては5分の1に相当する。自分の知っている時間の総数と比べて、一年という時間を大きく感じたり小さく感じたりするのだろう。しかしこれは自分で書いていて、論理的にまちがっていなくても、どこか腑に落ちない。相対的に短い時間だからといって、「なぜ」早く過ぎたように感じるのか、ここのところが理解できないのだ。ずっと考え続けても分からないので、自分がちょっとバカなんじゃないかという結論に達している。
いずれにしても、時間が早く過ぎると感じるのは本当だ。同じことの繰り返しだと早く感じるというのも、あり得そうだ。そうならば、「砂漠で生活」などという新しい経験を続けてきたこの5~6年は、長く感じるはずなのだが…。う~ん、たしかに、「あっという間」とも言いきれない気がする。あんなこともこんなことも、盛りだくさんだった。予期しないことの連続が収まって、平穏な日々が続くようになった今だからこそ、時間の経つのが早く感じるのかもしれない。


ある雨の午後、鎖を外して自由にしたタロ子・ジロ子は、小屋のひさしの下で昼寝をしていた。そこに猫たちが集まって、寝息を立てて眠るジロ子を湯たんぽ代わりにしていた。外猫用の湯たんぽも日本から用意してきたのだが、置く必要はなさそうだ。夜もこうやってくっついて寝ているのだろう。


こちらは家猫のガウシャン。パンが大好きなので、犬猫用に買ったパンを全部食べていいよ! と言ったら、あちこちのパンを一口ずつ齧っていた。

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  • by May
  • 2017/12/04(Mon)14:05
  • Edit
もう12月ですね。大阪も寒くなって、電気・ガス代を気にしつつもストーブを消すことができなくなりました。
うちは古くてボロっちい家なのですきま風が寒いし!(あれ?何で日本に来てまで・・笑)
時間の経つの、年々速くなってきます。1年なんて「たったの1年?!」という感じです。
どうなんでしょう?忙しくて”時間がない、時間がない!”と言っていた時は、一日が30時間かもっとあればいいと思っていたのに(すごく生き急いでいたと思うのに)月日は長く感じました。
家にぼ~っといるようになってからの速いこと速いこと。ほんとに、ぼ~っとしているうちに夕方になるんです。何をしてたかも思い出せないのに(何もしてない、笑)ハッと気付けば3~4日経っているんです。
時間は、きっと中身が充実してたら(というか多くのイベントがあればあるほど)長く感じるんじゃないかなぁ。
何も起こらない、平穏な日々が続けば早く感じる・・・・つまり、それで合ってますかね。

ハリルはどこに移りたいのでしょうね?
kumikoさんはクミシュテペに骨を埋めてもいいって・・?!前世トルクメニスタンだったんでしょうか。
私はまだ、最終的に何処に住むか決まっていません・・が、そんな事考えても2~3日後に死んでいるってこともあるかもしれないので、何処でもいいです。
最後の写真、すごく可愛い~~

Mayさん

  • by 砂漠人
  • 2017/12/05 04:05
「何をしていたかも思い出せない」とき、実際何もしていなかったんですね。これ、おかしいけどたしかに! 思い当たります。新しい習慣でも身につけながら、日々を充実させたいです。

「ここに骨を埋めてもいい」というのはちょっと違って、ふと死んでしまったら、ここに埋めてもらってかまわないってことです。え、同じ?(笑)
Mayさんのおっしゃるとおり、死んでしまったらどこでもいいってことですよ~

No Title

  • by ボーダ
  • URL
  • 2017/12/05(Tue)07:14
  • Edit
時間の過ぎ方についてですが、そのときそのとき(限定されたある時間)の時間の過ぎ方が早いかどうか、というのと、1年が終わりに近づいて「1年の過ぎるのが年々早くなる」というのは、別のことなのではないでしょうか。私も毎年1年が過ぎるのはどんどん早くなると思います。でも、その中でも時間が早く過ぎるときと、ゆっくり過ぎるときがあります。したくないことをしているときはゆっくり過ぎて、楽しいことはあっという間に過ぎる場合もあります。逆に淡々と日々を過ごしていると早く過ぎて、旅行で新鮮な体験をしているときはゆっくり過ぎるとも感じます。どちらかというと発展途上国や田舎の環境の方がゆっくりとときが進むのを感じます。都会的な忙しい環境だと早く時間が過ぎる感じがします。でも、1年が終わりに近づくと、今年はこれまで以上に速く過ぎたなー、1年の過ぎるのがどんどん速くなるなーと感じます。

ボーダさん

  • by 砂漠人
  • 2017/12/05 14:52
12月は、一年のけじめと考えている人が多いですから、「やろうと思っていたことが終わっていないなあ」などと思って時間が早く過ぎたと感じる、ということがあるんでしょうね。実際は、自分がのんびりしてて(?)やっていなかっただけなのに。
淡々と過ごしたり同じことの繰り返しだと早く感じて、色々あるとゆっくり感じる、これはまちがいなさそうですね。田舎の環境だとゆっくりとときが進む? これはおもしろいです。その理由はいくつもありそうです。

無題

  • by robbia
  • 2017/12/05(Tue)22:09
  • Edit
いつも、楽しく拝見しています。
去年子どもが産まれたのですが、
子どもは約3キロくらいで産まれて、一歳で一気に7、8キロになり、2歳で12キロくらい。 よく母子手帳にある成長曲線というグラフ、書き込みながらいつも面白いなぁと見ていて。ありえない速度ででっかくなっていく。が、徐々にゆるやかに。
要は若芽が伸びるように爆発的に成長する変化と、50歳と5歳の時間軸、関連があるのかななんて思いました。存在自体の時間軸?というか。
動物と人間の時間軸の違いとも似ている?のか、など、私もあまり言葉にはできないのですが、すごく面白い記事だと思いました。

日本に住んでいてもこの砂漠人ブログを読むとはっとします。とっても良い意味で。これからも、拝見させてくださいね。

robbiaさん

  • by 砂漠人
  • 2017/12/06 03:09
読んでいてくださったんですかー。ありがとうございます!
赤ちゃんて、2歳ですでに12キロなんですね。爆発的に成長している本人にとっては時間がゆるやかに流れて、ほぼ成長していない大人は時間がわーっと過ぎていくように感じる。そうだとしたら、本当に不思議なことですね。こどもは、自分の成長の勢いに周りがついてきていないから「遅いなあ~」みたいな感じ、ゼロ成長(笑)の大人は、周りの変化が早すぎて、「ちょ、ちょっと待って」的な? いや、こんなことは考えたこともありませんでした。
最近は、わたし自身が砂漠に移住する前に持っていた熱意のようなものが薄れてしまい、内容も変わってきましたが、まだ書くつもりです。またいつでもコメントいただけたら幸いです。

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プロフィール

イランのトルクメンサハラに移住した日本人クミコです。中央アジアの少数民族トルクメンの夫と、その家族や動物との日常を綴ります。
2006年にスウェーデンで始めたこのブログは、4回引越をして今に至りました。過去のサイトはリンクより閲覧できます。

連絡先:sabakujin at gmail dot com

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