クリスマスイヴの今日、サンタが30kgのプレゼントを運んできた!
これをバイクの後ろに乗せて(紐なし)戻ってきたハリル。砂漠の人は平衡感覚が違う
日本から自分が送った、船便。というよりは、日本の友人が買物・梱包をして送ってくれたものだ。ちょっと長いものが入っているので、友人は二つの段ボールを上手につなぎ合わせてこんな箱を作ってくれたのだが、まったく破れることなしに二ヶ月後にイランに到着した。しかしちょっと問題があった。
最近イランでは、外国とつながりのある人には非常に迷惑な状況になっていて、たとえば今回も、個人使用のためのこれらの物品に対して100ドルもの税金を徴収された。以前は、一年に一度までは無税で荷物を受け取ることができたのに、こんなことならもう船便はやめようかと考えている。荷物を受け取るだけでも郵便局に10ドルくらい払うのに(しかも自分で取りに行く)、それに加えての税金だ。100ドルは、クミシュテペでは大金なのだ(トマトが300~400kg買える)。それにそのお金が公正に使われているとも思えない。テヘランの空港で徴収される出国税も100ドルだったか、これまでの倍以上の値段になったそうだ。もう日本に帰るのもやめようか? と本気で考える。ハリルも怒っていたけれど、箱の中に自分のスニーカーやらラジオやらを見つけた後はごきげんで、こんなに入っているならいいじゃないか、といった様子だった。入っているというか、わたしが買ったんですけど…。
お向かい故アフーンの奥さん
それからアフーンの奥さんが、庭で育てたサブジを持ってきてくれた。サンタが二人も来たけれど、イランではクリスマスはまったく関係ないので、わたしがこじつけているだけなのだった。
庭で育てた野菜は、市場で買うものよりもやわらかさを感じる
さて、日本から30kgも何を送ったのか、気になっている人もいるだろう。日用品なので大したものはないけれど、追々書くことになると思う。
本も二冊
興味があって買った二冊の本は、老後というテーマが共通しているからか、表紙のイラストがよく似ていた。フレドリック・バックマン『幸せなひとりぼっち』と平川克美『俺に似たひと』という本です。友人が隙間に忍ばせてくれたお菓子をつまみつつ、どっちを先に読もうかな? と楽しいイヴになりそうだ。
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http://sabakujin.blog.shinobi.jp/Entry/511/クリスマス・イヴ
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