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砂漠人5

トルクメンサハラの暮らし

   

チャイ・ガプ

新作である、袋ができあがった。ちょうどキンドルが収まるサイズだが、手帳を入れてもいいし、特に用途は決まっていない。昔のトルクメンは、茶葉を携帯するときに使う「チャイ・ガプ」というものを持っていたようだが、それがこういう形をしていた。チャイ・ガプは古くなったバラックの裾の部分を切り取って、リメイクした袋の場合もあったようだ。

わたしが形を考えて布地を縫い(表布はキルティング)、図案を描いて、刺し手に刺繍をしてもらった。そのあと裏地をつけて、仕上げのチュナール(入り口の縞模様の部分)を別の刺し手に手がけてもらった。刺繍とチュナールは別の作業なので、同じ人が両方できる場合は多くない。義母はもちろん、どちらもできるのだが、最近では義母ほどのマルチな才能の人は少ないようだ。それでチュナール職人を見つけるのに相当時間がかかってしまった。必要(需要)がないというのと、向上心があまりないのと両方が、一方しかできない理由なんじゃないかとわたしは見ている。



ちなみに刺繍の模様は、伝統的な「クモ」の形。菊の花ではありません。春に販売予定です。

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  • by るぴなす
  • 2018/01/10(Wed)10:51
  • Edit
美しいです。
チュナールの完成度で、作品全体の美しさ、価値が
違ってくるのですね。
手を分ける拘り(?)は当然だと思います。
美しさが証明してますね。
後世に残る手仕事を、日本人のクミコさんがやる。
素敵ですよ。
買いたいです。

『古くなったバラックをリメイク』。。。
アイデア、いただきます。
お正月に家着用に買ったユニクロのズボンを
20cmカット(悲しい)したのを貰ってきたのが
あるから練習に調度いい。
*日本で販売されている刺繍糸が、強靭で生地より
寿命が長いので感心するのですが、トルクメンの
刺繍糸はもっと細いのでしょうか。

るぴなすさん

  • by 砂漠人
  • 2018/01/12 18:58
ズボンの裾、カットした部分を使って刺繍するんですね? 20cmカットのくだりは笑ってしまいましたが(スミマセン)。
刺繍糸はどんなのを使おうとお考えですか? できたら教えてください。こちらの糸はひどいもので、ぼわぼわの化繊の糸を撚って使うんですよ。撚り方にもテクニックがあって、この刺し手はわたしにはできない高等なテクを使っています。すると、昔のシルク糸のように光沢が出るんですね。そのうち糸の撚り方など紹介しようと思いました。

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プロフィール

イランのトルクメンサハラに移住した日本人クミコです。中央アジアの少数民族トルクメンの夫と、その家族や動物との日常を綴ります。
2006年にスウェーデンで始めたこのブログは、4回引越をして今に至りました。過去のサイトはリンクより閲覧できます。

連絡先:sabakujin at gmail dot com

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