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砂漠人5

トルクメンサハラの暮らし

   

クミシュテペにも雪が降った。

これから南庭に行くハリル

降った夜には最低気温が-6℃にまで下がったようだが、翌日の夕方には雪も溶けていた。特別に寒い夜だからと、できる限り猫を家に入れてやったら7匹になり、たちまち「もう猫はいやだ!」と思ってしまった。2~3匹なら、すべての猫に注意が注げるけれど、7匹ともなるとそれぞれが勝手なことをしたりケンカしたり、大騒ぎなのだ。


両手に花で寝ているのは、サーリジャ(♂)。向かって左の猫はキティだが、彼女は非常に神経質な猫で、ほとんど誰にも近づかない。誰かが近づくとキーッと反応するし、レンクという体の小さい猫をいつも全力で追いかけていじめている。ちょっとヒステリックな性質なのだが、カラフルな三毛猫で、見た目はとても美しい。しかしなぜだかサーリジャのことだけは好きなようで、彼には走り寄っていく。サーリジャは、うちでは一番といっていいほどのブ男なのだが…。しかも、美猫キティにそれほど感心はないようだ。サーリジャはガウシャンのことを一所懸命なめていて、それをキティがじっと眺めていた。何を思っているんだろうか。嫉妬? 仕方がないので、キティをサーリジャにくっつけて置いたら、そのまま三匹で落ち着いたようだ。
夜中に気温が氷点下になるというので、庭の水道管が凍結しないように、応急処置をした。ハリルが「袋にトマトの皮を入れて、水道管に被せろ」と言ったので、そのとおりしたのだが…。


周りにもトマトの皮(家畜の飼料が乾燥したもの)を撒いておいた。おそらく、凍結は回避できたと思う。昼間にちゃんと太陽が出て気温が上がれば、一時的な氷点下でも水道管は無事のようだ。

翌日の夕方

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雪!

  • by しろちゃん
  • 2018/02/01(Thu)10:49
  • Edit
暖かいイメージだったので、雪のイメージはなかったです!
東京でも今夜は雪になりそうです。

猫7匹!
羨ましいー!(笑)
キティさんは相変わらずの美しい三毛柄ですね?
猫の世界では容姿の美しさがもてる条件ではないんですね?
サーリジャとガウシャンの顔が寄り添って、そのサーリジャのお尻に頭を乗せてるキティさんが、せつない感じで可愛いです!(笑)

猫はドラマがありますねー!

しろちゃんさん

  • by 砂漠人
  • 2018/02/02 02:54
クミシュテペは北緯37℃くらいなので、日本の福島県いわき市と同じくらいです。あんがい寒いんですよ。
猫も容姿は大事だと思うんですが、サーリジャとキティは母親が同じ(タイちゃん)なので、それでサーリジャが避けているのかもしれません。よく分かりません。でもキティが切ないことは確かです(笑)。

No Title

  • by May
  • 2018/02/01(Thu)17:17
  • Edit
綺麗な雪景色!
凍結防止はトマトの皮ですか。他の野菜や果物の皮と違うんですか?

滞在中一度だけ雪が舞っただけです。それほど寒くないのかな。
でもバスで名古屋に行った時は途中大雪で渋滞し、バスが遅れました。
やはり山間部はよく降るのですね。
明日戻りますが、ウェリントンは今年もそれほど暑くないようで14~23度くらい。泳ぐほどでもないようです。
油断禁物で、また越冬の準備をしないと~(現在ベッド無し椅子無し相変わらずのキャンプ生活、夏はいいけど、笑)

Mayさん

  • by 砂漠人
  • 2018/02/02 02:54
トマトの皮を使うのは、おそらくそれがたくさんあるからだと思います(笑)。腐るほどその辺に落ちています。
ついに、戻られるんですね。留守中に、リノベーションが終わってくれているといいですね~

はじめまして

  • by レモネード
  • 2018/02/03(Sat)10:21
  • Edit
初めてコメントさせていただきます。

『カリフォルニアのばあさんブログ』の中に、『砂漠人』を紹介しているコメントがあり(時系列関係なしに見ていたので、だいぶ前のものかも知れません)、こちらを拝見しました。
大変に色鮮やかで栄養の豊富そうなお料理の写真や、「トルクメンサハラの暮らし」というサブタイトルに魅かれて、何日もかけて『砂漠人1~5』を通読させていただきました。

個人の方のブログをこんなに熟読したのは初めてかも知れません。
元は東京で暮らしていたクミコさんが、スウェーデンで生活し、そこからまたカスピ海近くの砂漠へ移住した経験談もとても興味深く面白いのですが、それ以外にも日本を考える記事の中に、目からウロコが落ちるような指摘がいくつもあって、その読後感を忘れないうちに書きたいと思います。

まだお二人がスウェーデンにいらした頃の「食品の値段」という記事(2008-01-07)に、「いつもの市場とスーパーで食料品を買い込んだ。クリスマスも終わったというのに、商品の値段がほとんど下がっていなかったのが気になる。とはいえ、食品の値段は日本より大分低いということを、今日は証明したいと思う。」という書き出しで、買ってきた食品の写真と、当時のスウェーデンの食品価格が載っていますね。
http://sabakujin.blog55.fc2.com/blog-entry-264.html

そして、「スウェーデンだけでなく、基本的にEUではこのような値段で日常食べるものが手に入るのだ。日本人が少ししか食べないのは、食べたいだけ十分に買えないからだと砂漠人は言っている。」という文章を読んで、今さらながら、日本の食品がいかに高いかに気づきました。

今冬の東京は(それ以外の地域はよくわからないので)葉物が高騰していて、小松菜やホウレン草は1束300円を超えますし、赤や黄の大きめのパプリカは1個150円前後でしょうか。みかんは大体、中粒が5~6個くらい入った袋が400円~500円です。
スウェーデンの写真のように(もちろん水曜市場のようにも)野菜や果物を大量に買い込んで食べることは、よほど裕福でなければできないことですね。「食べたいだけ十分に買えないからだ」というのは意外でしたが、よく考えてみれば、日本の多くの人はそうかも知れません。

しばらく前から日本では、親に満足に食べさせてもらえず、慈善活動の食堂で食事をとる子どもの数が増えていますし、ここ数年で、各家庭のエンゲル係数がはっきりと上昇しています。平均的な実質賃金が下がっていることに加え、食べ物の値段がさらに高くなっていることが原因だと思われます(値上げを消費者に強く実感させないように、スライスチーズの枚数やウインナーソーセージの本数を減らし、チョコレートのサイズを小さくしています)。

もう一つ、「空気について」という記事(2008-07-25)には、ひざを打つような、「そうだ!」という実感がありました。
http://sabakujin.blog55.fc2.com/blog-entry-368.html

クミコさんがハリルさんを東京の産直野菜の販売所へ連れて行ったところ、
「ところが直売所に通ってしばらくした頃、砂漠人はこの直売所について意外なことを言い出した。こんなふうに農産物を販売させる東京都が信じられない、と。どういうことかというと、これだけ大気が汚染されている地域で生産した野菜や果物を人が食べることを都が許可すべきではないというのだ。」
「住宅地の間に、また車道の脇にある畑は、自動車の排気ガスを始め、常にさまざまな化学物質にさらされている。つまりは、わたしが直売所でよかれと思って買っていた野菜や果物は、化学物質を十分に取り込んで育ったものだということか!」
「砂漠人はカリンを一つ100円で買い、家に帰ってそれを割って見せてくれた。そのカリンは芯のある中心部分が真っ黒だった。外側は普通に育ったけれど、中の果肉は黒く侵されたカリン。虫食いではないのだ。」

私は昔から、郊外に点在する田畑の横を車が沢山走り、排気ガスが作物にかかるのを不審な気持ちで見ていたのですが、「これだけ大気が汚染されている地域で生産した野菜や果物を人が食べることを都が許可すべきではない」というような発想は、ついぞ浮かんだことがありませんでした。しかし、言われてみればその通りではないかと思います。
ハリルさんの鋭い指摘に、ここでもまた目からウロコが落ちた気がしました。

ハラルミートが健康的な肉だということも、クミコさんのブログで初めて知りました。イスラム教徒ではないのに申し訳ないような気もしますが、これからはハラル印のついたお肉を買おうかと思っています。

読みごたえのある、日々の貴重な記録、ありがとうございます。お料理の参考にさせていただきたい記事も沢山ありますし、これからもちょくちょく拝見させていただきたいと思います。それでは、また:)

レモネードさん

  • by 砂漠人
  • 2018/02/05 00:39
はじめまして! ハリルと一緒にコメントを拝見し、とてもうれしく思っています。ブログはもう十年以上書いているので、すべてに目を通すのは大変だったと思います。ありがとうございました。
野菜と果物を大量に食べるのは、ハリル自身のライフスタイルなんですが、初めてそれを見たときに、わたしは大きな衝撃を受けたんです。スウェーデンに住む移民の男性が、食を始めとして、自然に沿ったユニークな生活をしていることが驚きで、ブログを書こうと思ったきっかけになりました。市場に行った日の食卓のイメージ。本当にそれに尽きるのですが、それを多くの人に見せなければ、という感じでした。
食だけに限らず、レモネードさんのおっしゃるとおり、空気の話も、当たり前すぎるけど誰も指摘しないことですよね。ハリルは砂漠出身で自然に対する感覚が鋭いのに加え、北欧で健康的な社会のしくみについて学んだことが、独特の見解を作っているのだと思います。自然と人間の社会について、多面的に見ているのでしょう。だから、どこで暮らしても、きっと「ナチュラルに」暮らす方法を編み出すと思いますが、当時東京の真ん中に住んでいたわたしには「緑のあるところに引越」するようアドバイスしました。それでわたしは、小金井公園の中にあるアパートを見つけて移りました。そして今は随分遠いところまで来てしまい、ここは決していい社会とは言えませんが、自然との共存という意味では本当に満足しています。
今後この暮らしがどうなっていくのか、まだ未知数ですが、ブログは続けるつもりです。これからもよろしくお願いします!

プロフィール

イランのトルクメンサハラに移住した日本人クミコです。中央アジアの少数民族トルクメンの夫と、その家族や動物との日常を綴ります。
2006年にスウェーデンで始めたこのブログは、4回引越をして今に至りました。過去のサイトはリンクより閲覧できます。

連絡先:sabakujin at gmail dot com

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