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砂漠人5

トルクメンサハラの暮らし

   

ほうれん草カレー

ハリルがいないと、時間に大いなる余裕ができる。一日3~4回用意するお茶が必要なくなるし、食事も省略したりするからだ。それに加えて、部屋がきれいに保てるので、ものの整とんや掃除にかける手間が減る。自分の都合だけ考えればいいという状況は、「しばらくの間だけならば」とても心地よいものだ。
家事だけでなく食事の内容も、簡略化が激しくなる。一食抜いてしまったり、サラダを作らなかったり、ヨーグルトを食べなかったり、一人だとたちまち不健康になりそうだ。しかし今日は、ずっと考えていたカレーを作った。

ほうれん草カレー

ハリルはスパイスをふんだんに使うカレーが苦手なので、最近はカレーライスを作るのもやめていた。しかしS&Bのカレー粉で作った日本風のカレールーがずっと冷凍庫に残っていたので、それを使い切ろうというわけだ。今回もまたトマトを入れ過ぎて茶色っぽいカレーになってしまったが、これはやっぱりおいしい料理だ。

ほうれん草とコリアンダーソースを混ぜてペースト状に

話は変わって、犬のタロ子のこと。彼女はこの数日のあいだに首輪を3個、噛み切ってダメにしてしまった。一度目は、首輪に繋がれた鎖が夜のあいだに柱やジロ子の鎖と絡まって、身動きできない状態になったために噛み切ったようだった。しかしその後、それほど切羽詰まっていないときに2回も同じことをした。どうやら、首輪から自由になる方法を覚えたようなのだ。

3個すべて、縦一直線に噛み切られていた

タロ子の賢さには、ほかにも驚いていたところだった。毎晩、タロ子・ジロ子は鎖に繋いでいる。日中は2~3時間だけ自由にしてやり、午後3時前にまた繋ぐのだが、その際に呼んでも来ないことが増えたので、わたしは二匹とも首輪を掴んで鎖のところまで引っ張っていくようにしていた。そんなことを何日か続けたあと、ある日タロ子が別の行動を取ったのだ。繋ぐ時間が来て、合図の口笛を吹いたとき、タロ子はまず水飲み場で水を飲んで、そのあと一目散に走り出した。追いかけなくちゃならないかとうんざりしていたら、彼女はなんと、自分の鎖の場所まで走っていき、そこでお座りをして待っていたのだった。
しかし、だ。今日は家の中から観察していたら、タロ子は鶏を追いかけていた。遊んでいるならまだいいが、鶏の真剣な逃げ方からすると、タロ子は鶏を食べようとしているような気もする。慌てて外に出て叱ったけれど、もしその気があれば、わたしが見ていないときにまたやるだろう。鶏の雛が食べられたことは何度もあったが、わたしは猫がやったものと思っていた。ひょっとしたら、彼女だったのかもしれない。まさか、子犬を盗まれたストレスということでもないだろう。
頭のいい犬というのは、その抜群の能力でもって人間にとって悪いことをするというのは、これまでにも見てきている。一時期、タロ子はおとなしそうに見えて、じつは悪い奴なんじゃないかという考えが拭えなかったことがあったのだが、またそれが戻ってきた。悪い奴というよりは、鶏を狩る癖のある犬なのかもしれない。当分のあいだ、気をつけていようと思った。

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プロフィール

イランのトルクメンサハラに移住した日本人クミコです。中央アジアの少数民族トルクメンの夫と、その家族や動物との日常を綴ります。
2006年にスウェーデンで始めたこのブログは、4回引越をして今に至りました。過去のサイトはリンクより閲覧できます。

連絡先:sabakujin at gmail dot com

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