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砂漠人5

トルクメンサハラの暮らし

   

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刺繍のステッチについて

トルクメン刺繍のステッチは、チェーンステッチという技法に近い。ただし、その刺し方は独特で、布のすくい方や糸の押さえ方、ステッチの間隔の狭さなどが、いわゆるチェーンステッチとは異なっている。


トルクメンの中でも、とくにヨムート族の刺繍は緻密だと感じる。そして昔のものよりも、現代のスティッチはさらに緻密になっているような気がする。昔は砂漠で放牧生活をしていた女性も多かっただろうから、町で生活する現代のトルクメンは、より近眼的なのかもしれない。


上は、いま試作している「四ツ目」の刺繍。緑の枠線を刺し、その内側の四ツ目の枠線を刺し終えたところだ。チェーンステッチひと筋だが、線の外側が一本の線のように連なって見えるのが分かるだろうか。独特の刺し方をすると、こういう形になる。そしてその内側に刺す線は反対まわりに刺せば、二本の線が一本の太い線に見える効果があり、美しく見える。
…なにを言っているんだか分からなくても、問題ありません。できあがったら「美しい~」となるはずだから。

次に、わたしが初めて刺したものと、最近刺したものを比べてみたい。最初に自分で刺繍をしてみたのは、おそらく二年くらい前だと思う。そのときは見よう見まねで刺して、まあまあ上手に刺せたと思ったが、義母のスティッチと比べてみたら、まったく違うものに見えたのを覚えている。今でも、職人のものと比べて自分のスティッチがゴミのように見えることがあるけれど、さすがにトルクメン刺繍の範疇には入ったと思う。

はじめてのトルクメン刺繍

二年後

しかしまだ、指先に穴を開けたりして痛いし、やたらに肩が凝ったりして、名人の域はまったく見えてこない。

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  • by mizuki
  • 2018/02/25(Sun)04:10
  • Edit
「猛烈にロバが欲しくなってきた」で笑ってしまいました。猛烈にカネが欲しい、名誉が欲しい、酒が欲しい等でなく、ロバ!

 刺繍の2年後は確実に良くなってますね!各ステッチの糸の緊張が均一になって、糸の表面の光沢も増しているように見えます。お嫁さんが腕のいい刺し手になって、お義母さまも喜んでいるのではないでしょうか。
 

mizukiさん

  • by 砂漠人
  • 2018/02/26 03:37
糸を撚る作業にも、だいぶ慣れてきました。糸を天然の絹のように光らせる職人は特別な撚り方をしているようですが、わたしのは標準的な撚り方です。
今、新しいものを試作しているんですが、義母に見せることを思うと興奮してきます。彼女も喜んでくれるといいんですが!

プロフィール

イランのトルクメンサハラに移住した日本人クミコです。中央アジアの少数民族トルクメンの夫と、その家族や動物との日常を綴ります。
2006年にスウェーデンで始めたこのブログは、4回引越をして今に至りました。過去のサイトはリンクより閲覧できます。

連絡先:sabakujin at gmail dot com

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