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砂漠人5

トルクメンサハラの暮らし

   

ゴルメサブジ

 飼っている鶏のうち、雄鶏の数が多すぎるので売るか殺すかしなければならないと言っていたまま、わたしは三週間留守にしてしまった。結果、何羽かの雌鶏がひどく傷ついている。雄鶏が交尾のためにやたらに背中に乗るので、雌鶏の頭や背中の羽はむしられ続けて、剥げてしまっていた。
 早く殺さなきゃと思っているうちに、売るために預けていた雄鶏3羽が、庭に戻ってきた。甥に頼んで売ってもらおうと思っていたのに、値段が安すぎて売り渋っているうちに、別の仕事で鶏の世話まで手が回らなくなったということだった。困るので、その場で1羽切ってもらった。甥は首を切ったあと、びっくりするような方法で鶏を捌いた。羊のときにするように、羽のついたままの皮を肉から剥がす方法だった。普通は首を切ったあとに、羽をむしって皮がついたまま料理すると思うのだが、甥がやったのは兵役に就いたときに覚えたやり方だそうだ。
 鶏肉は一日冷蔵庫で寝かせて、骨付きももの部分を使ってゴルメサブジをつくることにした。残りの部分は、スープにする。


 庭で放し飼いにしている鶏は、餌をあまりやらない上に動き回っているので、店で買うブロイラーの鶏肉に比べると、弾力がある。よく煮込まないと、硬いのだ。それで唐揚げやケバブには向かないだろうから、煮込みやスープを作っている。
 ゴルメサブジは、まずフライパンで肉に十分火を通し、塩やスパイスをして仕上げたら煮込み用の鍋に移す。そのあとたまねぎもじっくり揚げて、豆、ドライレモン、サブジとともに鍋に入れ、十分な量の水を加えて煮込む。

塩、こしょう、クミン、ターメリックなど



最後に塩加減をしてできあがり

 骨から肉がするっと落ちるくらいまで煮込むので、肉はとても柔らかくなっている。これをライスにかけて食べる。

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  • by ボーダ
  • URL
  • 2018/06/26(Tue)07:14
  • Edit
鶏の交尾に関しては、生物の凄さを感じますね。
ゴルメサブジは、私が砂漠人ブログで最初に恋に落ちたメニューだったので、思い入れ深いです。あのころはスウェーデンにお住まいで、スウェーデンさんゴルメサブジだったのに、今や今日絞めた鶏と市場で買ったサブジーで、本場でゴルメサブジを作っているのだから、すごいことです。

ボーダさん

  • by 砂漠人
  • 2018/06/26 22:25
このあいだはペルシャ人のお客さんに、ゴルメサブジを褒められました。「日本人がこんなにおいしく作れるののか!」と言われて真に受けていましたが、よく考えるとこれはターロフ(お世辞)ですね。わはは

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プロフィール

イランのトルクメンサハラに移住した日本人クミコです。中央アジアの少数民族トルクメンの夫と、その家族や動物との日常を綴ります。
2006年にスウェーデンで始めたこのブログは、4回引越をして今に至りました。過去のサイトはリンクより閲覧できます。

連絡先:sabakujin at gmail dot com

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