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砂漠人5

トルクメンサハラの暮らし

   

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子猫・子犬・庭

 キティが産んだ子猫たちは四匹とも目が開いて、日に日に足を踏み込む力が強くなってきている。おとといは足やおなかを引きずって歩いていたのに、今日は床からのお腹の位置がだいぶ高い。あと一週間もすれば、普通の猫のように歩き回ることができるだろう。今のこの不安定で小さな生きものが、自分の体の上を這いまわるよろこびと言ったら!


 キティは前回の出産と違い、とても上手に子猫を育てている。わたしたちが十分にケアしているからとも言えるが。今週は犠牲祭だったので、店で鶏肉を買う人がほとんどなく、普段は鶏肉屋で買ってくる餌が手に入らない。仕方がないので、キティには羊肉など、人間にとってのごちそうをやったりしている。


 タロ子の息子も、順調に育っている。なかなかのハンサムくんだ。名前はもちろん、タローにした。普段は階段の下に隠れていて、わたしが呼ぶと喜んで出て来るけれど、わたしが1メートル以上離れるとちゃんと階段下に戻って隠れている。

 先日折れてしまった桑の木の枝を、できる限り切って挿し木にしておいた。水に漬けただけの状態なのに葉が出てきて、今日は桑の実までついていた。桑とイチジクは似たような環境で育つようなので、どちらもクミシュテペの気候に合っているようだ。仲の悪い隣の家の「とてもおいしい」イチジクの枝も、ハリルが切ってくれると言っていた。


 しかしよかれと思ってしていた果樹の根元ケアは裏目に出てしまった。根元に置いた枯草が腐って、それが虫にとってもいい環境になっていたようで、気がついたらほとんどの果樹の根元に昆虫が大発生していたのだ。害虫かどうかは分からないものの、あまりに大量なので果樹にとっていいとは思えず、根元に置いていた枯草や棘のある植物はすべて取り除いた。するとそのそばから猫が木に登ったので、慌てて棘だけは戻しておいた。
 猫、犬、鶏、虫、そして強い日差し。それらすべてから果樹を守るのは難しい。ネクタリンの木が大きくなって満足していたのに、ナーセルの家で同じ木が2~3倍の大きさに育っているのを見たら、悲しくなってきた。

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  • by カズ
  • 2018/08/27(Mon)17:32
  • Edit
なんか申し訳ないです。。

腐った草に虫がいるのは分解してくれているのでそれ自体は悪いことではないのですが、よくわからない虫が大量に発生しているのはやはり警戒すべきなのでしょうね。

うちの果樹の事情とはちがうのでしょうね。
本当に申し訳なかったです。

大事な果樹が無事に育つことを祈るばかりです。
取り返しのつかないことにならなければいいのですが。

カズさん

  • by 砂漠人
  • 2018/08/27 23:59
カズさんにいただいたアドバイスは、確実に有用でしたよ! どうか、そんなふうに考えないでください。
虫が腐った草を分解していくれているということも知らなかったので、もうちょっとよく見てみようと思います。いずれにしても、自分ではどうしようもない果樹栽培ですから、どんなアドバイスでもためになるんです。本当です。実際、どの果樹も枯れずに元気ですし。
それから、これは砂漠生活の鉄則なんですが、果樹であろうと動物であろうと人間であろうと、命が尽きるのは当たり前で、そのこと自体にあまりこだわらないんです。果樹が枯れても、「あーあ枯れちゃった。おわり」と思って来年また植えるだけです。日本人のわたしにはただただ不毛に見えることもありますが、それがここでやっていく秘訣でもあるのかもしれません。わたしは「悲しい」などと書きましたが、すぐにケロッと持ち直すのであまり心配しないでくださいね。

No Title

  • by カズ
  • 2018/08/28(Tue)17:16
  • Edit
そう言ってもらって気持ちが楽になりました。
果樹たちも今のところ元気ということでホッとしました。

もうおすすめはしませんが、説明だけさせてもらうと、
草木は腐っていいのです。そこに虫もわきますし、バクテリアがさらに朽ちた草木を分解していって土になり栄養になっていくのです。
腐っていく草に土をかけ、また草を乗せと繰り返していくのです。

ただクミコさんの言うとおり、木に有害な虫も湧くこともあるので気を付けなければいけないのでしょうね。

木の根元でやらずそういうたい肥コーナーを作って土になったら木にやるといううほうが無難かもしれませんね。

クミコさんのブログを読みづづけていると砂漠の生き方のようなものは伝わってきます。
日本以外に暮らしたことも無い私ですが自分に無い体験を読み色々考えを巡らせるのが楽しかったりします。

カズさん

  • by 砂漠人
  • 2018/08/31 21:54
虫は、今は庭中に散らばっていますが、とくに木が傷んだとか、変化は見られないんです。枯草を庭全体に散らしたので、あちこちで分解してくれるといいんですけど。
木の根元だと、水をやって湿っているのでちょうどよかったんですよね。散らばっていると、やはり乾燥してしまってうまく堆肥にならなそうです。今は地面の土が風に吹かれて減ってしまわないように、枯草で覆っている感じです。

プロフィール

イランのトルクメンサハラに移住した日本人クミコです。中央アジアの少数民族トルクメンの夫と、その家族や動物との日常を綴ります。
2006年にスウェーデンで始めたこのブログは、4回引越をして今に至りました。過去のサイトはリンクより閲覧できます。

連絡先:sabakujin at gmail dot com

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