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砂漠人5

トルクメンサハラの暮らし

   

ガラジャ

今日は絨毯のほかにも、いいことがあった。日本への一時帰国から戻ったらいなくなっていたガラジャが、庭に来たのだ。

ガラジャは、子猫のときからうちで育っている雄猫で、去年の冬は毎晩家の中でおとなしく過ごしていた。すっかりなじんでいたはずなのに、姿が見えなくなったのでさみしく思っていたのだが、雄猫は親元から離れる習性があると読んでいたから、きっとどこかで元気にしているだろうと信じていた。実際、そのとおりだったようだ。ハリルに見せるために家の中に入れたけれど、ガラジャはすぐに窓に飛び乗って外に出たそうにし、外に出したらやはり一目散に逃げていった。もう戻ってこないかもしれないが、元気な姿を見せてくれたのでうれしい。
ナバット
話は変わって、先日クリスタルの砂糖をいただいた。先の宗教的な祝日にマシャッドという町にお参りした人のおみやげだそうだ。プラスチックのストローのようなものに砂糖が棒状に結晶化している。お茶に入れて溶かして飲むと、あまくてとてもおいしい。

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トルクメン絨毯

ペルシャ絨毯は日本でも有名だけれど、トルクメンの絨毯も世界的にはよく知られている。その特徴は、鮮やかな赤い色と、緻密に織られた幾何学模様だろう。


この小さな絨毯は古いものだが状態がよく、家で使うために買った。クミシュテペにはいくつもの絨毯屋があって、その中でも一番の老舗、ハリルのいとこの店で手に入れた。店主はトルクメンサハラの町で開かれるあらゆる市場を回っているので、すてきなのがあったら買ってほしいと頼んでおいたのだ。

細長いこれも、古いトルクメンの絨毯


手前の二枚は、百年も前のものだと店主は言っていた。最近織られたものとは素材も違い、使われている糸の色数も多い。


今日手に入れた4枚を床のあちこちに敷いてみて、楽しんでいる。近所の家に行くと、まったく隙間がないように絨毯を敷き詰めている家がほとんどなので、うちもまだまだ隙間を埋められるだろう。絨毯を敷けば、その下のカーペットも汚れにくくなるので、もうカーペットの洗濯をしなくていいかも!


細長いのは、玄関前にはサイズが合っていないので、いずれ二階の廊下に敷くつもりだ。そういえば少し前に、二階のサロンに敷くための古いキリムも買っていたのだった。


かなり古いもので、表面は色がほとんど褪せていた。裏返ってみえる濃い色の面が、裏面だ。特徴的なトルクメンの色や模様は健在なので、敷くのを楽しみにしている。

カーペットを洗う

先日降った二日連続の雨で、ようやく飲み水にする雨水を溜めることができた。今年は初夏に雨を溜めることに失敗したために、半年間水道の水を飲んでいたのだが、やはり、雨水の味は格別だ。お茶はもちろんのこと、お米を洗って置いておくだけでも香りがしてくるほど、水の質は違うのだった。
 

そして夏が終わるぎりぎりのところで、最後のカーペット(コンクリの床に敷き詰める化繊のもの)を洗って干した。写真のは一番大きいものだが、これを含めて五十平米以上のカーペットをわたし一人で洗って乾かした。

水切りしているところ

コンクリートの水槽の上で洗うのだが、幅が2メートルちょっとしかないので、適当に巻きながらゴシゴシ洗う。水に濡れるとカーペットは重くなって大変だ。もう今後一切洗いたくない気持ちだが、そうもいかないだろうから、大きなものは小さく切って扱いやすくしようと思っている。
残る作業はペンキ塗り。夏の宿題が終わらなかったけれど、ペンキ塗りは二階の部屋の中でしているので、そのうちに仕上げたいと思う。それが終わったらいよいよ刺繍作品の製作に取りかかることができる。いや、刺繍はもう始めなくては! いつのまにか10月半ばだ!

なぜ普通にできないのか

今週ハリルが爆買いしたものは、メロンとリンゴとサブジ。サブジに至ってはわたしが激怒して(処理しきれない)、来週からは5,000トマン分だけ買うとハリルが誓った。

この3倍の量を買ってきました(二人暮らしです)


りんごはよく食べるのでなんとかなりそうだが、先週買ったものがまだ残っていたのでジャムを煮た。またしても松浦さんのレシピを試してみたけれど、できあがったものは色味が違う。しかし母が昔作っていたジャムに味と香りが似ていた。


白いボウルに入っているまるいものは、イランのドライレモンだ。小さなライムを乾燥させたもので、煮ものなどによく使う。新鮮なレモンがあまり売っていないので、ジャムにもこれを使うようになった。

サーリジャ(小)

いつだったか、バイクに掛けるきれいなホルジュンを買ったのに、ハリルはなぜか裏返して使っている。裏返すときれいな模様が見えないばかりか、処理されていない糸が出ていて美しくないのだが、どうしてこんなことをするのだろう? なにか特別な理由で「自分のオリジナルな使い方」として気に入っているに違いない。が、しかし、どうして普通にできないのか?

一輪車とシャベル

今日はハリルと一緒に商店街に行き、一輪車とシャベルを買ってきた。家の塀を造るにあたり、土を移動させたり、本格的に仕事をする必要が出てきたからだ。


この一輪車は、今まで買ってきたものより鉄が分厚く、倍の値段がした。酸化防止のための塗料も塗ってあるようなので、長持ちすることを期待したい。バイクの後部座席にわたしが座り、両手にハンドルを持って、一輪車を後ろ向きに転がしながらとぼとぼ戻ってきた。


シャベルも分厚い金属と、まっすぐな竿を買ってきた。意味が分からない人のために、今まで使っていたシャベルをお見せしましょう。


持ち手のところに枝が出ていて手を切るし、曲がっているのでうまく力が入らない。しかも、シャベルがすぽっと抜けやすい。新しいシャベルにはかわいいマークもついていて、お気に入りの一本になりそうだ。



とりあえずは、先日できた排水溝の上にコンクリートを渡した部分に土を盛って、平らにする仕事をやるつもり。排水溝と土地のあいだの隙間も土や石で埋めようと思う。
暑さが和らいだと思ったらすぐに寒くなり、お向かいのアーフンの家はもうストーブを出したと言っていた。それでも晴れている日は、日中外で作業するならばシャツ一枚で十分だ。

鶏、鳩など

先日、犬は噛むときに加減しているという話を書いた。そう書いたとたんに、お気に入りの鶏がバグティに噛まれて倒れていた。雛のときからわたしに懐いていて、きれいな色をしているので何度かブログにも登場した雄鶏だ。

茶色の雄鶏

わたしが気がついたときは、彼は犬猫の餌場に横向きに倒れていた。パタッと倒れたまま動かないので、持ち上げて牛小屋の少し高いところへ避難させておいたが、傷が深くて立ち直れなければ、食べるしかないか… と思った。しかし数時間後には、何事もなかったかのようにまた餌場に来ていたので、だいじょうぶのようだ。


わたしの膝にも手のひらにも乗るし、頭、体、あごの下、どこをなでてもおとなしくしている。普通、鶏はチキン(な性格)なので、人間を近づけたりしないのだが、たまにこういうのもいるのだろう。

ところで、庭の真ん中で猫が鶏を咥えていたので慌てて捕まえたら、それは鶏ではなく、オウムのようだった。おそらく猫がどこかから持ってきたのだろう。こどもなのかケガしているのか、自力では飛べないようなので、仕方なく家禽小屋の二階へかくまっている。


このくちばしと頭を見て「オウムだ!」と思ったのは、よほどマヌケだな、と後でオウムの写真を確認して思った。生物が分かっていないのである(わたし)。実際は、ハトの一種だとハリルは言っていた。鷹だか鳶だか大きな鳥を捕まえるのに使う、餌となる鳥なのだとか。捕獲して育てて売ったり、それで狩りをしたりするのは違法のようだが、トルクメンの若者の多くはやっているそうだ。
鶏用の餌をやって、しばらく様子を見るつもり。飛べるようになったら、空に放してやろう。

インスタグラム

インスタグラムは SNS の一種かと思っていたら、ウィキペディアによれば「写真共有アプリケーションソフトウェア」だそうだ。たしかに、最初は Flickr と同じものだと感じたけれど、フォローとコメントの機能がフェイスブックと似たような感覚をもたらした。まあとにかく、写真をアップして見せたり見たりする場所のようです。わたしはスマホもケータイも持っていないので、カメラで撮影してパソコンに取り込んで、特別なアプリでインスタグラムにアップロードしている。

gomishanir(砂漠人クミコのインスタ)

このブログのリンクの一番上にリンクしておきましたので、よかったらご覧ください。ほとんどはブログに載せていない写真です。
しかしこうなってくると、いいカメラのついたスマホかタブレットを買えば、作業が楽になるのだろう。ブログやらネットやらをいっそのことやめてしまえば? と考えることもあるけれど、こういう進化によって気分が変わり、結局ずっとやっていくのかな。

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プロフィール

イランのトルクメンサハラに移住した日本人クミコです。中央アジアの少数民族トルクメンの夫と、その家族や動物との日常を綴ります。
2006年にスウェーデンで始めたこのブログは、4回引越をして今に至りました。過去のサイトはリンクより閲覧できます。

連絡先:sabakujin at gmail dot com

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